テストⅢ

レス数:1000 サイズ:1678.1 KiB 最終更新日:2018-09-22 23:31:11

85  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/08/12(Sat) 05:53:13 ID:a521307a

◆これまでのあらすじ(一日目~二日目、レス番137まで)

・プロローグ

どこにでもある、普通の夏の真っ盛り。
どこにでもある、世界有数のお金持ちシュニー家のお屋敷。

シュニー家の令嬢【ワイス・シュニー】は、兄【フリーザ】に
ある一つの相談を持ちかけていた。

それは、裕福な身分である彼女が、庶民の催し物である
翌日の休日の夏祭りを訪れてみたいというもの。

想像の花を咲かせるワイスに対し、夏祭りの危険性を説くフリーザ。
しかしフリーザも祭への参加を快諾。翌日、祭へ赴くことになる。

次の日、祭を訪れたワイスは、初めて見る光景に目を輝かせる。
そしてまずは、初めての出店に『東北ずんだ祭り』を選んだ。

売り子【東北ずん子】、【東北きりたん】、【東北イタコ】に勧められ
食事を購入した二人であったが、そこで一つの情報を耳にする。

それは、「夜の花火大会の花火をきれいに見れる穴場スポット」
がある、というものだった。

かくしてワイスとフリーザは、夏祭りを楽しむため、そして
花火大会の穴場スポットを探し当てるため、祭の石畳を闊歩する。

はたしてこの一日で、二人は何に出会い、二人は何を見るのであろうか。


・夏祭りにて

曰く、穴場スポットは神社のヤシロにいる祭の主催者が知っているという。
しかしこの先の道は、【ザコ敵】世紀末モヒカンの海だった。

だが、その場でワイスは、友人【戦艦レ級】と出会う。
彼女によると、この先へ通れる、抜け道のようなものがあるとのこと。

さらにそこに居合わせたのは、極道の【真島吾朗】。
彼はモヒカンたちを一喝、一殴打し、その場を収める。

また吾朗が、ずん子と【やる夫】が作り、【キング・クリムゾン】が中略した
ずんだ餅を頬張っていると、同席したワイスたちと再会。

ワイスやレ級の出自を巡りひと悶着あったが、何とか和解。
そのお詫びに、吾朗が財布を持ち、【ナズナ】の『くじ引き屋』を訪れる。

謎の少女二人を目撃しつつ、ワイスたちはくじを引く。
しかし結果は当然のようにハズレであった。

そこに目力の強い少女が現れる。その名は【リヨぐだ子】。
彼女は盛大に現れ、盛大に浪費し、盛大に爆死していった。

また、技術者や発明家や花火職人でもある【涅マユリ】も通りすがる。
カガリの父親である彼は娘を探していたが、ラオウの子供である
ワイスやフリーザの姿を認めると、突如ある人物を呼び出した。

そうこうしているうちに、日は高く昇り、朝は昼へと姿を変える。
ワイスたちは腹の虫にしたがい、昼食の相談を始めた。


・夏祭り 某所にて

夏祭りの喧騒のただ中。【犯人】のような謎の黒ずくめは
ドーナツの屋台で食事をとっていた。

その一味、【カガリ】と【リリルカ・アーデ】は、
『くじ引き屋』にてワイスの姿を目撃する。

リリルカは呟く。「例の企業は祭り中にこの町の追い出しを計画している」。
しかしこの町は、彼女らの故郷。とうてい看過できる計画ではなかった。

そしてカガリは宣言する。任務はこのまま行い、皆と共に町を守る、と。


・シュニー・ダスト・カンパニー 本社にて

天を貫かんとそびえ立つ、高高度の摩天楼。その一室で、
《シュニー・ダスト・カンパニー》の社長【ラオウ】は報告を受けていた。

曰く、彼の息子と娘、フリーザとワイスが夏祭りに出かけている。
だがラオウは我関せず。おれは、おれの善しとすることを行うだけだ、と。


・山にある神社のヤシロにて

町の中心にある山、その頂上付近にある『神社のヤシロ』にて、マユリは
知り合いのキング・クリムゾンを呼び出し、“約束”について論を交わす。

だが突如、その隠れ家に現れた人物がいた。リヨぐだ子である。