82  名前：◆RPTZLeVFl625[sage] 投稿日：2017/05/29(Mon) 22:17:19 ID:ed6ff916
死ぬほど悩んだ末の投票です。

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②－７　「 AIと結婚式 」 （ ◆wIYmgsD39Yさん ）
今短編祭での私のイチオシ。「どこが良かった」みたいな挙げ方をしていくとキリがないぐらい、全部良かったです。
たった80レスで20年ほどの時の流れを説明くさいところもなく書き上げた力量は見事としか言いようがなく、
個人的嗜好としても、総合力としても選ばずにはいられない作品でした。
パンケーキのね、使い方がいいんですよね。
やらない夫本人が自慢げに「レシピ通りに作れるんだぞ。凄いだろ」と言っているように、決して特別な味ではないだろうパンケーキ。
でも彼らにとってはかけがえのない味なのだ……と書いていてまた涙が出てきた。
本当に素晴らしい作品をありがとうございます。

③－１　「 ドラえもん　のび太の恋愛小戦争 」 （ ◆KyumznUF4sさん ）
こういう捻った作品は目に止まりやすい反面、正統派で完成度の高い作品が出てきたときに、
どうしてもそれより下に見られがち、という弱点があると思います。
でも、（恐らくそういう弱点も分かっていながら）あえて短編祭そのものを俯瞰する高い位置からのメタ視点に挑戦したこの作品は
参加者を笑わせ、戦慄させ、ひいては祭を大いに盛り上げた立役者だと思うのです。
拍手を。そして投票を。

③－12　「 幸子とやる夫の長い棋譜 」 （ ◆gzx2HM2ceIさん ）
先の二つが少々ひねったテーマの捉え方だったのに対し、こちらはまことに正統派な作品でした。
やる夫と幸子は恋人未満の関係を長く続けるのだけれども、よくある鈍感系主人公だったりするわけではなく
お互いにお互いを好きなのが分かっていながら、でもちょっとした意地できっかけが掴めない。
だけどもすれ違ったりしているわけではないから、安心して読めました。
何度も読み返してニヤニヤしてしまう、正しい意味での恋愛物の良作だと思います。