79  名前：◆Iw8oWp8BYI[sage] 投稿日：2017/05/29(Mon) 21:07:38 ID:78e4afae

【　投票　】
①－２　「 人口庭園 」 （ ◆eQb8Zmb0JIさん ）
②－10　「 図書室で出会った天使 」 （ ◆RX.HS/wxRUさん ）
③－12　「 幸子とやる夫の長い棋譜 」 （ ◆gzx2HM2ceIさん ）

【　評価　】
「恋愛」というテーマ、８０レス制限、その他制作期限などのルールがある中で、上記の三作品は特に完成度が高いです。
どれも構成がしっかりしており、起承転結が上手く働いていて、演出が上手くオチの付け方に納得して読み終えました。
そして、キャラクター造型がすばらしく、どういう人物像なのかはっきりとして分かり易いのがポイント高かったです。

【　感想　】
①－２　「 人口庭園 」
未来を舞台にしたＳＦ作品、無機物が抱くさまざまな感情表現が素晴らしい。ＡＡの固定もきちんと理由付けされていて、
オチに伏線が回収された時に涙が止まりませんでした。物語の作り方と退廃未来を題材にしたテーマの昇華が抜群に上手く
たとえ小説であっても同じように感動できた作品だとおもう。ＡＡも使い方が上手くて「やられたぁ！」と思いました。

②－10　「 図書室で出会った天使 」
ヒロインの娘が「ラブライブ　サンシャイン」の国木田花丸ちゃんというのですか。不勉強にも未視聴だったのですが、
読んだ後、すぐに目の前の箱で国木田花丸を調べ始めたくらい、ずらまるちゃんの可愛さ、表情、方言、仕草とか
魅力が伝わってきました。これが天使か……。こういう娘に出会えたら確かに恋しちゃうかもしれない。

③－12　「 幸子とやる夫の長い棋譜 」
将棋と恋愛、この二つのテーマをうまく融合させて化学反応させた構成とさっちん愛にあふれた正統派作品。。
やる夫が勝負に負けながらもあきらめずに幸子を追い求める姿がすごく応援したくなる。特に試合に負けた直後の
「やる夫が勝ちたいのは高飛車で自信過剰な輿水幸子だお」と啖呵切るのが良かった。オチの指輪を渡す
演出も将棋と絡めてあり、センスの高さが光ります。


以下、気になった作品の感想です。正直、３つを選ぶのが難しい位、良作が沢山ありました。

①－６　「 走れルイズ 」 （ ◆RPTZLeVFl625さん ）
良パロディですね。「走れメロス」をやりつつ恋愛に暴走したルイズの無茶苦茶な行動が面白かった。

①－８　「 ぐだぐだんし 」 （ ◆Pplbp1Dx448mさん ）
嗚呼、馬鹿だった……。あの年頃の恋に夢見る少年たちってのは、みんなで馬鹿やるんだよなぁ。

①－10　「 ゴーストガール・ビー・アンビシャス 」 （ ◆3.14n.swMoさん ）
幼なじみが恋に発展するのはありふれている。ただ、どうしてミクが好きなのか、どの部分が大事だったのかがあやふやだった。
やる夫作者としてのレベルが高い作品だけに、惜しいと思う一品。

②－２　「 ドキッ！コワモテ彼のラブラブ☆ゲッチューきゅーひっと大作戦！（仮） 」 （ ◆ylDlc14906さん ）
ＡＡ元のイメージを上手く使っている。

②－５　「 タイマン勝負 」 （ ◆VEmJ1IWiEAさん ）
ドタバタコメディを上手く恋愛に転換させている構成と演出が上手い。登場するキャラクターがみんな活き活きとしている。

②－７　「 AIと結婚式 」 （ ◆wIYmgsD39Yさん ）
すごく上手いし面白かったし感動もした。でも、この作品のテーマって、恋愛というよりも肉親の愛になるんじゃないかな。

②－12　「 この想いは、ヴェネツィアの空と海に似ている 」 （ ◆o2mA/XxBawさん ）
すごく面白いし技術は申し分ない。だからこそ、やらない夫の行動のおかしなところが気になってしまう。なんで漫画を描く才能があるのに
イタリア来てるんだ？なんで旅行ではなく家財処分する背水の陣なんだ？なんで誘われてるのに日本で漫画家にならないんだ？

③－１　「 ドラえもん　のび太の恋愛小戦争 」 （ ◆KyumznUF4sさん ）
このノリ、この無法図とも言える先の読めない展開こそやる夫スレだよ！

③－２　「 たかい檻のリカ 」 （ ◆42ZSGiXlkMさん ）
ハイレベルのＡＡとお話に伏線の張り方、とても参考になる。でも、なぜ主人公が赤毛のアンだったのかが謎。

③－５　「 地獄の恋歌 」 （ ◆9jgFp8odSAさん ）
すげぇ！これは狂人にみせかけた純愛物語。途中で素になってまっとうな恋愛になっていく構成技術の高さに脱帽しました。

③－13　「 海を見に行く 」 （ ◆SP/aBN7NHEさん ）　
重い設定とビターエンドの作風だけど、読後の余韻がさわやかさを感じる作品。

④－４　「 俺たち恋愛残機アホ男子！ 」 ( ◆ZyT.vj39QQさん )
ああ、阿呆だ。年頃の男の子の馬鹿さ加減が尽きない身に覚えのある作品だ。