7  名前：◆KyumznUF4s[sage] 投稿日：2017/05/26(Fri) 22:05:46 ID:2dcd6b96
折角なのでこのスレを活用してみようかと


>『二人は愛について語るようです』

ツイッター上などで有名な『セックスをしないと出られない部屋』を元ネタとした作品で、
かといって本当にセックスをするわけでもなく、甘酸っぱくコメディ気味に仕上げられ、
ニヤニヤできて、良い読後感の作品でした。

青春恋愛物の優れたポイントを、短編の中でとてもうまく料理したな、と思いました。



>『羽川翼は恋愛小説みたいな恋をしたいようです』

恋に余計なものなど不要、とばかりに9レスの短編、というかもはや掌編
実際、不要なものをそぎ落とし、余計なものなどなく、恋愛というものを表現されていました。
恋愛短編祭りのスタートを切るのに、この祭りはこういうものだ、とストレートに表現される、
とても良い作品だと思います



>『人工庭園』

圧倒的なストーリーをこれでもかとたたきつけてきた作品でした。
80レスという制限のある中、重く、強く、深いテーマを取り扱い、
最後の台詞では多くの読者の心を深く切り込むであろうことが容易に予想できるほど強い印象を受けました。

恋愛短編祭り開始直後にこれほどの名作がいきなり公開されたことで、
後に続く参加者のプレッシャーになりやしないかと、見当違いな意見が浮かびすらするほど、
圧倒的な力量を感じさせられました。

投票の際には間違いなく一票を投じさせていただきます。



>『ドキッ！コワモテ彼のラブラブ☆ゲッチューきゅーひっと大作戦！（仮）』

おちゃらけた雰囲気の仮タイトルから、本編開始直後から驚かされるＡＡの構成能力が圧巻でした。
ゴルゴ31は未読ではありますが、渋い男を表現する演出力がずば抜けており、
ＡＡ作品の可能性というものを深く感じました。
画面の見栄えに対して、オチの予想外な展開にはくすりとしましたｗ



>『私は何度も恋をする。』

八百比丘尼伝説をモチーフにした作品でした
この作品は、人は何のために生きるのか、というものがテーマなのではないか、私は感じました
永遠の生を、綿々と連なる新しい恋と別れでもって埋めているという、前向きに感じられつつも、
どこかもの悲しい不思議な読後感を受けました。



>『その時を夢見て』

クレイジーサイコレズと最初に呼ばれたキャラは何だったか
とにもかくにも、その言葉がすぐに思い浮かぶ作品でした
確かに歪んでいるものの、強い愛を貫き通す、純情な少女であることは確かなのでしょうｗ
愛というものの生み出すプラスではなく、マイナスの視点を見せるよい作品でした