デス恋愛短編勝負電流金網デスマッチ ~ 感想・投票用スレ

レス数:401 サイズ:416.81 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:03

54  名前:◆UuoZTljqOQ[sage] 投稿日:2017/05/29(Mon) 01:44:37 ID:30a6e0a0
投票は以下の三票です。
①-7 「 映画みたいな恋だった 」 ( ◆4tAe8Twoc.さん )
②-6 「 鰻屋~恋は遠い日の花火ではない~ 」 ( ◆/omtWP4VqEさん )
①-14 「 たったそれだけのおはなし 」 ( ◆BvDPwMZBD2さん )

個人的な好みの傾向として、正当な恋愛成就、ギャグにふってある作品よりも、ビターな作品を選びました。
雰囲気、空気感、距離感などが良く、煮え切らないような絶妙な心理描写があったこの3作に票を入れます。


全作品とはいきませんが、特に好きだった作品の感想も併せて載せておきます。
読んだ直後の想いをそのまま書いたので勢い任せで語彙力が乏しいですがご容赦を

③-1 「 ドラえもん のび太の恋愛小戦争 」 ( ◆KyumznUF4sさん )
初日に感想をぶち込んでしまったので同じ内容ですが、
ドラえもんのパロディから入って、恋愛短編を作る作者視点のメタ構造から書いてあるのがよかったです。
③のスレの最初に作中の③の構成の作品を一番最初に投下する事や
架空の27レス目を出して読者にスクロールして読み返させるような手法などいちいち演出がニクい感じです。
あとテンポやリズムのよさや全方位に攻撃するような皮肉を端々に入れているのもよかったです。

②-2 「 ドキッ!コワモテ彼のラブラブ☆ゲッチューきゅーひっと大作戦!(仮) 」 ( ◆ylDlc14906さん )
ゴルゴっぽさのコピーが素晴らしかったです。
何と言っても特徴的なのがAAの構成力や構図の演出ですね。
セリフや地の文なしのサイレントでほぼ進み、それでもわかりやすい!
落ちもダジャレでさわやかにシンプルにまとめているのの読みやすくてよかったです。

②-6 「 鰻屋~恋は遠い日の花火ではない~ 」 ( ◆/omtWP4VqEさん ) 
恋愛というとどうしても若い関係を想像しますが
このような熟年の二人が、再び出会い、また恋に落ちるわけでもなく、恋を懐かしむわけでもなく
独特の空気感があるのがよかったです。積もる話が山ほどあるのに言葉が消えていくって表現がとても良いと思いました。

①-7 「 映画みたいな恋だった 」 ( ◆4tAe8Twoc.さん )
「今日、この映画館は閉鎖される。」って何度もリピートする表現がまず好きでした。
ただ、出会ってしゃべるというのではなく背後から代弁してくれたりなどそういう細かな関係性の表現も良かったです。
作中劇というより作中に出した映画と主人公を重ねて「映画みたいな恋だった」とタイトルに持っていったり
映画がハッピーエンドでないように物語もビターエンドであることや主人公が最後まで自分の想いを開けることなく応援する女友達を演じたりしたのもよかった。
空気感がとてもよかったです。

③-3 「 恋愛惑星 」 ( ◆iFtj9IHQXMさん )
主軸や用語を恋愛事にしてるけどノリはSFサスペンス調でする演出はとても面白かったです。
「むっつりスケベは私はむっつりスケベと言うのか? 」ってフレーズがとても好きです。

②-7 「 AIと結婚式 」 ( ◆wIYmgsD39Yさん ) 
たびたび作中に登場する「嬉しい」という感情をAIに感じらせるという素晴らしい作品でした。
タイトルや1レス目など「AIと結婚する事」を若干ミスリードにしつつ結婚式の親族の兄としてスピーチさせるという展開はとても感心しました。
読後感もさわやかでよかったです。

②-12 「 この想いは、ヴェネツィアの空と海に似ている 」 ( ◆o2mA/XxBawさん )
綺麗で読んでて心地よい作品だと思いました。
登場人物の小ネタなども良く、テンポよくきれいにまとまっていて良かったです。
タイトルなどのセンスもいいと思いました。どことなく地中海のさわやかだけど情熱的な雰囲気を感じられます。

②-14 「 新しい世界 」 ( ◆GlTeuVPbWgさん )
異世界転生物で、選ばれなかった人物にスポットを当てたのはとてもよかったです。
どうしても蚊帳の外にいて関係しようと思ってもなれないどうしようもない失恋というのが考えさせられます。

①-14 「 たったそれだけのおはなし 」 ( ◆BvDPwMZBD2さん ) 
今回の短編祭の失恋話では一番好きかもしれない作品でした。
キル夫の本気で好きだからこそ誠実でいたかったってところがよかったです。
どちらかというと青臭い恋愛というよりはどちらもある程度恋愛慣れして、少しだけ成熟してる男女関係ってところが惹かれました。
関係ないですけど、漫画のやれたかも委員会を少し思い出しました。(あっちはギャグだけど)

②-15 「 Goodbye to Language.Welcome to the Emotion. 」 ( ◆THHlEdDggkさん )
始めは気まぐれだったけど、そのうちに彼と自分の境遇を重ねて、応援したくなるというのは同情なのかどうか…
「私には彼の想いを受け取れるほど大人になれているのだろうか――― いや、ならなければいけないのだろう―――」というところが好き
文香自身がやる夫をどう思っているのかが気になるところですね。自分を重ねた弟のようなものなのか、男としてみているのか
答えが明確に出ないまま終わるけどさわやかな雰囲気でよかったです。

③-13 「 海を見に行く 」 ( ◆SP/aBN7NHEさん )
正統派で筋道の立ったよい作品でした。
やはり人の生き死にと恋愛というテーマはかなり巧妙に合いますね。
やらない夫の最後の独白がよかったです。

③-12 「 幸子とやる夫の長い棋譜 」 ( ◆gzx2HM2ceIさん )
将棋を通しつつもお互いの愛や信頼がわかるような雰囲気がよかったです。
幸子が負けた時のやる夫の態度も、素直にやる夫を認めるやさグレ幸子の描写もよかったです。