デス恋愛短編勝負電流金網デスマッチ ~ 感想・投票用スレ

レス数:401 サイズ:416.81 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:03

368  名前:ウルフ◆ctc7aDbxwM[] 投稿日:2017/06/04(Sun) 23:56:31 ID:???

②-6 「 鰻屋~恋は遠い日の花火ではない~ 」 ( ◆/omtWP4VqEさん )

大人の恋愛、というよりも、何かこう、日向ぼっこの温もりのような
じんわり暖かい残り火のようなものを感じさせてくれた作品ですね。

他の作品が甘酸っぱいものだったりビターなものだったりする中で、
落ち着いた雰囲気が、上手く差別化できていたと思います。

二人がずっと笑顔だったのも、ほっこりさせられてしまいました。



②-7 「 AIと結婚式 」 ( ◆wIYmgsD39Yさん )

AIであるやらない夫のキャラはもちろん、サブキャラのやる夫がまた
すごくいい味を出していて、物語に厚みを与えていると思いました。

ひとつひとつのフレーズが、読者を楽しませようと工夫されていたのもお見事です。

恋愛だけでなく、家族愛や友情など様々な人間関係を80レスという
短い制限の中で表現されていた、その構成力も素晴らしかったです。



②-8      「 二人の現実は小説並に奇になり 」 ( ◆y.1ys1fyVbNCさん )
後夜祭-21 「 口内炎 」

主人公である男性側のAAを出さず、ヒロインを見つめる
一人称視点でお話を進めたところにまず工夫を感じました。

結局何があったの!?っていうのを明かさないところもにくいですね。

後日談も、いったい誰に噛まれたんでしょうねぇ……私、気になります。



②-9 「 明智光秀の桔梗飯 」 ( ◆Iw8oWp8BYIさん )

急に歴史ものが始まって「 なんだ、何がはじまった!?」と思いましたが、
最後はしっかり恋愛と絡めてくるところ、そして構成力に脱帽しました。

明智光秀という、歴史ものの創作物ではどうしても敵役を演じることが多い
戦国武将にスポットを当てて、人間臭く魅力的に描いているのが好きでした。

あと、食事のときの表現がまた上手くて、こっちもお腹が減りそうになりましたw



②-10 「 図書室で出会った天使 」 ( ◆RX.HS/wxRUさん )

珍しいヒロインを使っている、という点でまず目を惹きました。他の短編と
差別化しないといけない短編祭という舞台で、配役はひとつの武器だと思います。

その上で、方言女子という魅力もしっかり引き出していて可愛らしかったです。

図書室の恋愛ってどこか憧れるものがありますよね、どうしてでしょうか。



②-11 「 笑い女を破壊する 」 ( ◆w9Uh2DusY.さん )

これはもう、親父が主人公といっていいでしょう。そのぐらいいいキャラでした。
主人公とヒロインの恋愛と共に、家族愛の物語だったのかなーとも思います。

作り笑いしかできないヒロインと、泣きたいときに泣けないキル夫が
いい対比になっていたのかなと思います。



②-12 「 この想いは、ヴェネツィアの空と海に似ている 」 ( ◆o2mA/XxBawさん )

拙作です。以下省略。



②-13 「 乙女の兵法 」 ( ◆aPrls/UCyMさん )

むっ、歴史ものか?…………歴史もの?ん、うん……?

黄金のふぐりって結局なんだったんだよ、とかやる夫とばっちりだな、とか
あれこれツッコみたい所がありましたが、やらない子のキャラに負けましたw

笑えて気負わずサラッと読める、技量がいる職人の仕事だったと思います。



②-14     「 新しい世界 」 ( ◆GlTeuVPbWgさん )
後夜祭-⑦ 「 夏の前日 」


異世界転移ものの裏側、というお話で面白い切り口だと思いました。
サボローを使っているのも新鮮で、なおかつ配役の妙だったかと。

どんなに言葉を連ねても、もう同じステージに相手はいないという辛さと、
サボローの慟哭が重なって、こちらまで胸を締め付けられるような気分になりました。

合わせて、後夜祭の作品の感想も。これがあるだけで、だいぶ本編の印象がガラッと変わりますね。
サボローの表情の無さがまた本心を読ませない、良い演出になっていると思いました。



②-15 「 Goodbye to Language.Welcome to the Emotion. 」 ( ◆THHlEdDggkさん )

優しい、だけどヒンヤリとした、透き通るような冬の匂いを感じさせられた作品です。

ヒロインである文香さん自身の目線で語られる恋心が物語の奥行きを感じさせられました。

文香さんはやる夫のことをどう思っているのか、ただの親切心か、失恋の痛みを和らげる慰めか、
それとも憎からず思っているのか、自分と重ねてしまった同情か、おそらくはその全てが包括されていて、
明確な答えはないのだろうと思うのですが、こういった心象の機微の描き方が上手かったです。