亜人はBARに居る 第二夜

レス数:916 サイズ:2753.61 KiB 最終更新日:2021-03-25 19:51:22

582  名前:◆jsXgrE.VEg[sage] 投稿日:2019/07/17(Wed) 21:16:32 ID:66dc01e1

エレオノール
息子夫婦からその名前は聞いていた
目の前のナルミが追っかけて行って、現地で一緒になった娘っ子の名前

なにせこのバカ孫はまだ式も挙げていないもんだから、アタシは顔を知らなかったのさ



                .... ‐-  ミ   ───、
            ..::::::          く      : .、
           /            ヽ       }
         /              ,㌢       .ノ
        :                ,㌢´      , ゚'
        }`ー          ,㌢´     /
       _ - l:          ,㌢´      /`:,              「…エレオノールさん…かい
    ∠   }::.        ,㌢´      /.      
   '´     ㎏㍍㍍㍍㌢´      / ヽ    :.            初めまして、アタシはルシール
 {                   ,イ\  ヽ  i.           バカ孫が世話になってるみたいだね
  .ー‐┬─‐‐┬‐r‐──、─ '´ィ==‐\ ノ  |   
      |     }   __       __ Y   |            ああ、さっきのなら心配しなさんな
      |  ..,-、{  ´二二冫 | | ´二二`"}   |            本気で怒っちゃあいないよ
      |  .i l`:..           | |、      ,'    |
      |  .{ |  ゝ      / | | ヽ     /    |.           男ってのはどいつも周りを気にせず
      |  .ヽヽ_ ',`ー  /  、_/ ::.   ‐´    |.           馬鹿をしでかすもんさね」
      |   'ー T:.ヽ  {         } /:'.      |
      |      | ヘ    `‐- -‐'  ,'.        |
      ', ゙     |       ̄´           ノ
       ', ゙ rxv|   \      /|       /
       ',  ヘ_r乙‐v‐v>─‐<、,勹    /
        \ :| :.::. :: : :: ::.. :.. :..: :::. :|  /



気心しれたもの同士ならともかく、初めていまのを見た相手にはちと刺激が強かったかもしれない
気づかなかったとに反省しつつも、アタシは彼女の怯えと警戒を溶かすように満面の笑みを浮かべてみせる



             ´ ̄`‐´ ̄` 、
          ,'         \
.          /  /⌒⌒ヽ     \
         /'''''/       ヾ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙',
         /  / ニ 三 ニ ヽ     i.         「ま、経緯はともかく
          /⌒丶   ´ ̄`ヽ    |
       ,' ,-イ ‐─、    r ─  |‐、_ |         バカ孫のせいで積もる話も聞きたいことも山とあるんだ
       l´:::{::{ヽ ̄`ヽ  Y´  ̄, }::}:::l i!
.       ゝヘ_{ ` ̄´ /|  ` ̄´"}::}ィ i!.           聞かせてくれるんだろう?」
       |  ',`ー   l::|  `ー´ノ|~  :|
       i!'''''''''',  /  ´ \  //゙゙゙゙゙゙゙|
       `、   ',. l ー==テ/ //  /
        `、./二 ̄ ̄ ̄ ̄\/
        /ノ´//, ‐     .\
  /⌒\_ ̄__./ / /,' ノー─' ヽ=彡、_/⌒\
  /////////// /_ノ|ノ t////////∨//\///// ∧



そして不安を吹き飛ばすように豪快に笑いながら彼女に声をかけた



                        __ , ー- ー- 、
                            /(( ヲ` ー - - 、
                          ,. イ (( ノ( ノノ -- ー- 、 \
                      /  ,イ"´ ̄ >-ー - 、    ヽ
                      /  -、!ー- 、/- 、    \
                   / ,イ  i ', ヾヽノノ \  \    ヽ
                   / / li  l !   \  ヽ  ヽ
                  ,' /  ll  l:::l::::::..... ヽ   ヽ
                  ,' .,' ⌒ l', l l:::::::::... ',   ',
                   l l Tr、 ',ヽ', !:     ',                「は、はい
              l ! ト! ヽィ \ l   l  ',
               !/ iリ  /   ', l :::..l::.. l   ',   ヽ.        それは、もちろんです
               .ノ  -‐ '´    l l ::::::l::::::.. l   ',
             「     丶ヽ\  l l  ,':::::::: l                 …よろしくお願いします」
                ヽ         ,イ l /  /  l
                 ',        ,' l ,' /  //  l       ヽ
                  ゝ       / ,'/ /  / / l     ',
               l      ノ / /  /  // l
              l        / /  /  /  l',
               l       / /    /  / Lヽ
               ` ‐-- ー 、  ノ /  ,'  /   ',
                , - ' ´  ̄ ̄ ̄`ヽ     / /',



まだ表情は固いけれど、少しだけ弾んだ声が返ってきて
アタシはもう一度彼女に笑顔を向けた