亜人はBARに居る 第二夜
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名前:◆jsXgrE.VEg[sage] 投稿日:2019/07/17(Wed) 21:12:41 ID:66dc01e1
おそらくは、留守を守っていた坊主やメディア達のおかげだろう
留守にした期間の割りに、思ったほどに店内は片付いていたので
開店するための準備はほどなくして終わった
作業を終えた区切りとねぎらいの意味を含め、二人分の珈琲を入れる
ヽ,.ヽ. 'i,.l. ゙i, lヽ/., .r‐' ノ:::::::ノ ノ
ヽi i, .iノ .iノ ゙'‐、 ./:::::::/ /
.'i, ヽ、./::::::ノ /
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ノ;;;;;;;;;;;;゙i, .,!;;;;;i.ソ.:'. ;: 'i, 「…美酒佳肴」
'!_ノ;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,_ノ;,rツ.;'゙. ;:: i,
ミ'‐''、;;;;;;;;;;;;'r''シr':;''. ;::: 'i
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いつもどおりの、アタシと坊主の光景
いつもどおりが故に、アタシは話を切り出すタイミングを悩んでいた
しかし坊主に話さない訳にもいかない
カップの珈琲が半分になったほどの時間で
言葉のつかえを長い溜息と共に吐き出しながら、アタシは口を開いた
''''''' /,ヘ、,ヘ |
|||||llliii;;;,,, ,,,;;;//ヾミi/il |
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,;;:!ll|レ', // \_||| |
iill||レ'//// `ー=||| |
ill|レ' /./ `ー=||| |
//_/ 二;|| |
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_ `y===ミ、ヾシ ; /'
三 \__≧ / 「実はね…
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l ', ', 店を―――閉めようと思ってるのさ」
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,' ,´一¨ ̄丁
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. ヾ ヽ |
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一呼吸ほど間を置き、坊主のカップを傾けていた手が止まる
その言葉の意味を理解したのだろう
ゆっくりと、問いかけるような視線がアタシに向けられてきた