亜人はBARに居る 第二夜

レス数:916 サイズ:2753.61 KiB 最終更新日:2021-03-25 19:51:22

574  名前:◆jsXgrE.VEg[sage] 投稿日:2019/07/17(Wed) 21:12:41 ID:66dc01e1

おそらくは、留守を守っていた坊主やメディア達のおかげだろう

留守にした期間の割りに、思ったほどに店内は片付いていたので
開店するための準備はほどなくして終わった

作業を終えた区切りとねぎらいの意味を含め、二人分の珈琲を入れる



ヽ,.ヽ. 'i,.l. ゙i, lヽ/., .r‐'  ノ:::::::ノ ノ
ヽi  i, .iノ  .iノ ゙'‐、    ./:::::::/ /
   .'i,       ヽ、./::::::ノ /
    i     ,riヘ,  'i;:::;::::/,ィ゙
゙' '‐t,,,,_i_,,,,r‐''゙´i;;゙i,.i, ./゙ .ヽr'゙
  ノ;;;;;;;;;;;;゙i,  .,!;;;;;i.ソ.:'. ;: 'i,     「…美酒佳肴」
'!_ノ;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,_ノ;,rツ.;'゙.  ;::  i,
ミ'‐''、;;;;;;;;;;;;'r''シr':;''.   ;:::  'i
`'゙ミ゙''‐-t-‐シ'゙;''゙,.,:;;'  ,::::  l
''‐- ~゙' ‐!‐'゙,.r'゙,::::::''  .,;:::::  ,!
,,,,:.;;;::;''゙",,.;:::::::::::''゙  ,;::::::'  l
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いつもどおりの、アタシと坊主の光景
いつもどおりが故に、アタシは話を切り出すタイミングを悩んでいた

しかし坊主に話さない訳にもいかない

カップの珈琲が半分になったほどの時間で
言葉のつかえを長い溜息と共に吐き出しながら、アタシは口を開いた



   '''''''   /,ヘ、,ヘ |
|||||llliii;;;,,, ,,,;;;//ヾミi/il |
!!!!!'''''''''´/iii//  `´¨i||l |
     / ,//   \,_||| |
 ,;;:!ll|レ', //   \_||| |
iill||レ'////   `ー=||| |
ill|レ' /./   `ー=||| |
//_/      二;|| |
/ / ̄ニニ=-、、  l|/
_  `y===ミ、ヾシ ; /'
三  \__≧  /                 「実はね…
/  ,  -…wノ i |
              | ',
           l   ', ',                  店を―――閉めようと思ってるのさ」
           ', ',
,           }.   ', ',
/,      /イ    ', ',
//    // ト-、_  ', ',
  / ///   / `ー-‐
 ' // __/
 ,' ,´一¨ ̄丁
 i i   ーT'¨
      |
  \  |
.  ヾ ヽ |
       |
\_,,,,/
/



一呼吸ほど間を置き、坊主のカップを傾けていた手が止まる
その言葉の意味を理解したのだろう

ゆっくりと、問いかけるような視線がアタシに向けられてきた