504  名前：◆jsXgrE.VEg[sage] 投稿日：2018/06/07(Thu) 21:12:25 ID:1d2fbe5a

俺は踵を返して、リビングに早歩きで戻った

無意識に力の入っていた手が開けたリビングの扉は
自分が思った以上に大きな音を立てる


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　　　　　　　　　　 _{_:.／: : ／:_/:/:.:.ミ／＼_li//: : : ﾊ: : : : : :.|｀⌒..　　　　「きゃっ！？
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　　　　　　　 　(: : {: : : :{: : ﾊ/`l:.ﾄ､:ﾊ｀¨　　 /: ;ﾑ=ミ |∧: /: :.}　
　　　　 　 　 　 ヽ人ﾊ : ):/: :∠ノ: ヽﾊ u.　.ノイ くタノ/ : ﾚi:|: :(
　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ:.(: |: :ﾉ: |∧:.:ﾉ:ﾉ　　　/ , , __ノイ : ﾊj: : :).　　　　　　 ど…どうしたの、黒沢？」
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　　　　　　　　　　＿＞zァｉ(|i.ﾉノＶﾊ＼_　 ｡s≦ノ|: : (: : : :ﾉ￣｀ヽ
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　　　　　　 li　　 　 　 _ノ彡┼┼┼　　 　 只　　　　 ┼┼┼　　 ｣￣



中に居た幽香さんはさすがに驚いたようだ
悲鳴が上がったが、彼女はすぐに冷静さを取り戻して質問をしてきた

「すみません！」と俺は謝りながらも彼女に近づく
そしてカーペットの上に膝を下ろすと、叫ぶように言った



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　　　　　　| .|‐''"　　　 .|| . |.!三.三.三!.|　.||　　　　　 |　|
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　 　 　 ..| .|　　.| |.!＿_ｏ__＿!| ヾ! .〃.|.!二二ｏ.二!|.|　　　.!| 　 　 　 　 「幽香さん・・・お願いします・・・！
　 　 　 .|.!　　　|.| ￣￣￣￣|.　 ∨　.| ￣￣￣￣| !　　　.| .|
.　　 　 .| .|　　　|.|　　　　　　|　〃| 　 |　　　　　　| |i　　　　 .|　　　　　 もう一度・・・俺に機会を・・・！
.　　　　|　　　　.! !--------!. }} .|　　.!--------!.| .|　　　　 |
　　　　| 　 ー- !.|　　　　　　　{{ .|　　　　　　　　　|　.|=＝‐　 .|.　　　　 話させて下さい・・・・・飾利ちゃんと・・・！」
.　　　 |　　　　 |.|"'i'‐,- , .,,＿_||__|_＿＿,,... , -,‐'i'"|　|　　　　 |
. 　 　 |　　　　 |ﾉ"''.‐'- ' .!,,,_|___|___|___|_,,!.. ' -'‐'''"ヽ|　　　　 |
　　　 |　　　　 |　　　　　 .,　　|　 !! 　 ,.　　　　　 　 |　　　　 |
　　　 |　　　　 | 　 　 　 - ,｀'-|　.||.-'´ _, -　　　 　 |　　　　 |
.　　　 |,. ''""ヽ| 　　　　　　｀'-ゝ,||,. -'´　　　　　　 !, '"""'ヽ|.
.　　　　|''"""''!　　　　　　　　　 ﾉヽ,　　　　　　　　.!''"""''',!|
.　　　,ｨ' 〃 !. ヽ,　　　　　　　／ 　 ヽ,　　　　　　 / .〃 !　| |.
　　 / | i .i .i .iヽ,.)　　　　　／　　　　 ヽ, 　 　 　 (, 4 i .i .i .| .|
.　 /　.U| !| | |　　　　　 ／/　　　　　　!ヽ,　　　　　.i | .| !Ｕ　 |.
　/　　　｀ Ｕ´　　　　／／　　　　　　　.i .ヽ,　　　　｀.Ｕ.´　　　|.
　!　　　　　　　　　／／　　　　　　　　　ヽ, ヽ　　　　　　　　　.|
　 ヽ, 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 ヽ,　　　　　　　　　 !
　　　ゝ＿＿___,　'´　　　　　　　　　　　　　　 ゝ,_＿＿＿＿_ノ



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.　　　　　ﾉ::::::::::Y:ヽi,,　゛ｰ' 　 　 ./'/'ﾊ|::::i:::ｌ
.　　　　 /::::::;::::::::::::::l u　　 __　'　｀´,,i':::;ハ〈.　　　　 　 さっきも言ったけど、飾利のことは
　　　　〈::::::/:::::::i:::::::ﾊ 　 〈.__｀ゝ 　,ｲヾ:::ｲ.`
.　　　　 )ノハ-ﾊ::::::::;ﾙ＞.､.,_,. :＜|:::;:::i:::::}.　　　　　 　 私がなんとかするから―――」
　　　　 　 ア´ 　｀ヽﾊ´ ヽｰヽ､::;'::ﾊﾉﾚ）ノ
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　　　　 i　　　　 　 ,!,#,#,| `{　,)'ﾄ､　 ',
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　　　` i, l 　|　｜　|　｜　|　｜　|　 l ,i '　　　　　　　 俺から・・・話しをさせて下さい・・・！！」
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幽香さんの言葉を遮り、俺は強い口調で訴える

先程とは違う「何とか伝えられるかもしれない」という想いと期待が
自分の強い行動を後押ししていた



その後も、互いに意思を譲らない言いあいが続いたが
最終的に折れたのは―――幽香さんだった