494  名前：◆jsXgrE.VEg[sage] 投稿日：2018/06/07(Thu) 21:07:24 ID:1d2fbe5a

その日の夜

松前くんの言葉がフラグとなったのかはわからないが
台風は鋭い変化球のようにコースを変えて、首都圏に直撃した



＼　丶　ヾ　丶ｖ ＼　ヽ　＼丶丶、　丶＼　ヾ　丶丶＼、 ヽ　＼　＼.　丶
ヾ丶＼　、＼ヽ　、丶＼　＼ヽ丶丶　＼　＼　＼　ヾ 丶　ヽ丶　丶　＼ヾ
　ヽ　、ヾ　、ゞ　ヾ丶 ゝ丶＼ヽ　ゝヽ丶丶＼　＼　丶　＼　丶　ヾ丶＼　＼
　ヽ ＼　丶＼丶ヽ＼　丶　丶　ヽ ヾ　ゞ　丶　丶丶　＼丶　ヽ　＼　＼丶＼
＼　丶　ヾ　丶ｖ ＼　ヽ　＼＼　＼.　丶　丶丶　＼丶　ヽ　＼　＼丶. .、 ヽ
ヾ丶＼　、＼ヽ　、丶＼　＼丶丶　丶丶　＼丶　ヽ　＼　＼丶／,,;;;;／　,,,...
　ヽ　、ヾ　、ゞ　ヾ丶 ゝ丶＼　ゝヽ丶ヽ　ゝヽ　、ゞ　ヾ丶 ゝ／,,,;;;／　 册册
　ヽ ＼　丶＼丶ヽ＼　丶　　ヽ ヾ　ゞ＼ヽ　ゝヽ丶丶　、／___／　 _,.　册册
＼　丶　＼　ヾ　丶丶＼、 丶丶ヽ ＼ 　＼丶　ヽ　＼／ ／| _,.-r'| |　册册
ヾ丶＼　丶　ヽ丶　丶　＼ヾ　＼ヽ ＼　　＼丶　ヽ／ ／　,..| | | | | |　册册
　ヽ　、ヾ　＼　丶　ヾ丶＼　＼　＼ ヽ＼＼丶ヽ/'~T.,.／|川 j_l,.r-'¨ 卅卅i_,.
　ヽ ＼　　＼丶　ヽ　＼　＼ヾ丶　丶丶丶　　 /,.T¨il i l l l川__,,... -‐ ￢¨
＼　丶　＼　ヾ　丶丶＼、 ヽ　＼　＼.　　　　,l:lj|川_'¨三.ノ____,,,,,.....................
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ＼　ｌ j|:il|‐/jlllllllllll/|＼　＼　ヾ 　＼
__,,.. ．-‐　'''""~" ．;",:;".;．.;．,:;"．;．"．;"=='-i,jl| jj| ﾛｺ 　 | ﾛｺﾖ ∠二∠ 」
．;．;"．;．;";"．;．;"．．;．;";．;．,:　;．;"．　三三 ' -f, 　.i田l|　　　　 |目田|
．;．;"．;．;"．;．;"．;． ,:. ;;: ;．;"．;．;"．;．;"．二二二' -|.,_.j|　　　　 |l.l.l l.l.|
"．; ;"．;．;" "．;．．; ．;"．;．．;"．;．;"．　-------------' - .,_ 　j! ﾆ二|
．;．;"．;．;";"．;．;",:．;．;"．;．　　;．;"．;．-------------------'' - .,_j|
"．; ;"．;．;"．;．;"．;．．;"．;．;"．; ;"．;．;　_______________________________________￢



強い風をと雨粒が煩いほどに窓を叩いてくる
その音は、広いとは言えない管理小屋の中では騒音に等しい

俺はテレビの音量を上げながら、窓から外を覗く
庭に咲く花々の細い茎は風で大きく左右に揺られ、根元から吹き飛ばんばかりに揺れている

この状態が今夜一杯続くとなると、明日の庭園は惨々とした状態になっていることだろう



　　　　　　 -=ﾐヽl∨ﾚl イｲイイｨ
　　　　　　 Z　,ｖｖｗｖｗｖｗｖｖ､"ミ
　　　　　　Z /:|:|:|u|:|j:|:u:|:|u:|:ヽ ﾐ
　　　　　 Z.　＼;:|u|:|:|:|j~|:|:|／ _ ﾐ
　　　　　１ l::＼ ＼ｌ:ｌ:ｌ:ｌ:ｌ:／ ／::l ﾄ'.　 　 　 「まったく・・・
　　　　　 |〈:|u:|::＼｀!ｌｌ !´／:|:U:ﾉ.|
　　　　 r‐'‐〉 ==｡=-ｿ /=｡== 〈.‐､　　 　 　 大変そうだな・・・明日は・・・」
　　　　 | f.ｦ u三三〈 〈 三三|j ）〕|
　　　　 ｌ ゞゝ 〃〃/ /〃〃〃/ｿ.l
　　　　ﾑ`''〈 /´ r_（_/_ ､ ｀ヽ　〉‐ﾍ
　　　 ／_l´￣u￣￣u￣u￣￣`l._ヾ、
一 '' "||　| 〃〃〃〃〃〃〃〃| ||" '' ー
.　　　||　.|　l　l　l　l　l　l　l　l　ｌ |. ||
　　　||　 ｌ　　|j　 u　|j |j　　u　 ｌ　||
.　　 ||　　￣￣ﾄ￣￣￣ ,|￣￣　 .||
　　 ||　　　　　| `r----/ |　 　 　 .||



溜息をつきながら俺はぼやく
同時に、明日の労働の辛さを予測した俺は早々に眠ることに決めた

テレビと蛍光灯を消して、布団に潜り込む
目を閉じると外の騒音が余計に大きく聞こえてくるが、布団を被ってそれを遮断した



　　!|　　　　　　　　i|　　　　　　　i|　　　　　　|i　　　　　!|　　　i　　　　　　　!　　i
　i　　　i|　　　!　　　　　i　　　　　　i　　　|!　　　　i　　　　　　　!　　!　　i　　　　　i
　　i|　　　　!　　　i　　　　　i　　　　　!　　　　!　　　　i　　|!　　　　　　i|　　　!
　　!|　　　　　　　　i|　　　　　　|i　　　　　!|　　　i　　　　　　　!　　i
　i　　　i|　　　!　　　　　i　　　　　　i　　　|!　　　　i　　　　　　　!　　!　　i　　　　　i
　　i|　　　　!　　　i　　　　　i　　　　　!　　　　!　　　　i　　|!　　　　　i|　　　!　　　i|
　　!|　　　　　　　　i|　　　　　　|i　　　　　!|　　　i　　　　　　　!　　i
　i　　　i|　　　!　　　　　i　　　　　　i　　|!　　　　i　　　　　　　!　　!　　i　　　　　i
　　i|　　　　!　　　i　　　　　i　　　!　　　　!　　　　i　　|!　　　　　　i|　　　!
　　　　|i　　　　l　　　　!　　l　　　　 　　　!　　　　　　　i　　　　i　　　!|　　i
　　!|　　　　　　　　i|　　　　　　　i|　　　　　　|i　　　　　!|　　　i　　　　　　　!　　i
　i　　　i|　　　!　　　　　i　　　　　　i　　　|!　　　　i　　　　　　　!　　!　　i　　　　　i
　　i|　　　　!　　　i　　　　　i　　　　　!　　　　!　　　　i　　|!　　　　　　i|　　　!
　　!|　　　　　　　　i|　　　　　　|i　　　　　!|　　　i　　　　　　　!　　i
　i　　　i|　　　!　　　　　i　　　　　　i　　　|!　　　　i　　　　　　　!　　!　　i　　　　　i
　　i|　　　　!　　　i　　　　　i　　　　　!　　　　!　　　　i　　|!　　　　　　!



かすかな音になった雨音を聞きながら俺はまどろみの中に落ちていく

明日に待ち受けている事など露も知らずに