亜人はBARに居る

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464  名前:◆jsXgrE.VEg[sage] 投稿日:2017/03/31(Fri) 21:03:28 ID:2a2bcd22


ギターの準備も終えたので、ハクは店内の準備をし始める

ある種の恒例行事となっているので、代理のマスターもこの店のことは分かっているのだが
任せきりというのは、彼女の性分に合わないからだ

グラスや皿が響かせる音が、無人の店内のBGMとなってしばらくの後
まだ開くはずの無い扉から、鐘の音が聞こえた


                  __
               , "     ゛ーヘ- 、_       、
          rニ;,   /             !ヾヽヽ、       )ヽ.
          {r、}   /         /     |  \ヾー--- "  j
        ヾ.'、 /  /j       /      !   \ヽ` ー-- "
           ヽ`、j //   !    /!     j    ヘ ハ
.            ヽr=! !     i!   i! | ,イ   ハ       }! |
            {::::ヘ}|!  | ,ハーt--r' |  i!ート,    i| !i
       ____  ;ヾ=ェi|  i|/ィオテミ!ソ  ! ,!xャァj!  ハ. ! i !
.       {::::::::::::::`ヽゞミj|   |《{゚し:::)   i. /fo::}イ   j | | j !
       ヽ::::::,;;;-----;|   | ー '"   j/ ゝ-' ハ  イ.j/ノノ.      「あれ……すみません
.       `く  _;;ー|   | ""     ,  "/ i / j,/
          >´::::::::::::::|  |\.   -=    イ 'イ |            まだ準備ちゅ――――」
.       _,,ゝ、:::;;;;;;;r|  |_ `   ーr<.´jノ  |  |
.      //::::/7;;;;;;;},.!   | \__  .{   `!'、   |  |
.    / /:::::::/'/  ヾ!   |   ¨ハ  `ヽ{! {ー‐| |
     { /::::::/./     }!  i!   { ヽ、 i} `7、 |  i|ヽ.
    ヽー '¨`{     }!  |\ jヾ、  7 ヽ〈\,|  i| |
.     \   ヘ     ソヽハ!  ` \ヽ. `ヽ }> 〉 \j |
       \.  ヽ     }y'       ヾニニ{  `r'  \|
    、    )   ハ //         `ヽトー;'     ヽ.
    i`ー '"    / <  {            i} ヘ       }
.    ヽ、____ ノ   } ∧            .イ!  }    ノ


来訪者にそう言いかけて、ハクは言葉に詰まる
扉から顔を出してきたのは、白髪をたたえた年配の男だった


              ,ィ1  /|  /、
               イ /{i ′/  { / } ,ィ
           /i| / ||{/ i|  ∨ ハ/ i
         , /|iV  i||  ||  |!  |! '   l
        / レ1|   ||  ||  |!  |!    レ}
        ト, 1||  i||  || i|!  |!  //  |
       ,、!  ||  |||  || ||  |! // /レ!
       | ヾ  !|L  ||  || ||  jK/ /   !
       | ヾ ∨ \l|l l|l i|i/  ∨/  1
       lミ ∨   ヽi|_|/     ヽ/  |
       ∨ / _   ` 二 ´   _ ∨/ !
          トミ{   ̄ ヽ  / ̄   r' ,、彡j
          |,ハ = tr=、  ,-=tr= l f !イ
        , ハ }  、二 イ  、 ̄ , i | ,リ/
        ヽ i    ]::|  、  ̄   }j//
          `ヽ  /,ヽ’` ,ヽ   イ彡、
            〉ヽ {   ̄ ̄  } /! / ヽ
         / ヽjヽ    ̄    /  レ   、
       , ィ     |  ヽ    ,/   |     ト 、
      <  ′    !    ー        |     |   >
_ <     ,     |ヽ ヽ ノ      i      !


その顔はハクにとって、とても見慣れていて、懐かしい

―――もう顔を合わせることは無いと思っていた人の顔
.