やる夫で学ぶ並行イスラーム論

レス数:513 サイズ:655.43 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:37:43

83  名前:◆gKNcHiCsig[] 投稿日:2016/12/30(Fri) 16:19:34 ID:4369f23f
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イスラームをラテン文字転写すると al-islamとなります。

このislamという文字はアラビア語でAslama(アスラマ)という言葉を動詞化したものです。
Aslama(アスラマ)の元々の意味は「降伏する」「誰かの指示に従う」「服従する」と言ったものを意味します。

※平和という意味を持つとも言われているが、少なくとも中世の段階でこのような使い方はない。

ここから転じて神への絶対的な帰依 アッラーと預言者ムハンマドを信じ、クルアーンの教えに従って生きることを意味します。
ちなみに、alは定冠詞なのでここでは意味はありません。


確かに、エジプトの首都カイロはアル・カーヒラと呼び、征服者の都という意味のほかに火星と言う意味があるのではないかとされています。
しかし、そのように意味づけられているかどうは甚だ疑問ですし、ましてや卑弥呼やブリュンヒルトとの関係を立証することはできません。

少なくとも、Aslama(アスラマ)という単語はイスラーム以前の無明時代から使われている言葉のようですし
完全に東西の繋がりを否定することはできません。
しかし、少なくともクルアーンやハディースを見る限り、火星とイスラームの記述は見えません。


※今回以下のシーア派4大ハディース集を参照しましたが、見つかりませんでした。
しかし、スンナ派法学派のハーディスを探せば見つかるかもしれません。

クライニーの「カーフィの書」
イブン・バーバワイヒの「法学者不在の時」
トウスイーの「律法既定の修正」「異端伝承に関する考察」

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