539  名前：◆xUluN9XBn2[] 投稿日：2016/12/21(Wed) 22:17:46 ID:3c2a1055

　 　 　 　 　 　 ＿＿＿　　　　━┓
　 　 　 　 　／　　　― ＼　 　┏┛
　　　　　　 | 　 　 (●)　ヽ＼　・
　　　　　　 l　 　（⌒　　(●) |　　　　　イスカンダルの良さ？
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.　　　　　／´　　　　　_＿_／　　 　 　 イスカンダルって、良いトコあるのかお？
　　　　　|　　　　　 　 ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. . .――. . .
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　　　　 　 　 ￣　　／:/: : : :/: : :./:.: :.:.ｲ:i:.:.:.小:. :. :.ヽ: : : :. : : : : .:.
　　　　　　　　　　/ : ｲ / : /: : /:ｉ: : : /.|:|! : : |　､: : : : :. :. :.ｉ : : : : :i
　　　　　　 　 　 / / / ': : :': : :.ｉ/|＿/　|ﾊ: : :.| 　ヽ ＿ｉL: : |:. :.:ｉ: : :.
　　　　　　　　　'.:/　':.:|: : :|!:匕|「| :/　｀{　 ､:.ﾊ　´　＼{ヽ｀ |:. :.:|:.:.:ｉ:..
　 　 　 　 　 　 |/　 |: :|: : :|ｌ: : | ｘﾃ笊ミ　　 ヽ乂ィ笊伝ﾐy:ハ: :l: : ﾄ､:..　　　　　ああ。部下や領民たちの間での確立された地位、
　 　 　 　 　 　 {' 　 |: :|: : 八: :|《 {うｆ:j::}　　　　　 r':ｆ:j:::} 》': : : :.!: :.l　｀＼
　　　　　 　 　 　 　 |: ﾊ: ｉ:.小 :.　乂:::ソ　　 　 　 乂:::ソ ﾊ /: /）:.:.|　　 　 　 　 人に対する温かい態度、豪放磊落な性格……
　　　　　 　 　 　 　 |:'　从:.:|: ヾ:.　　　 　 　 '　 　 　 　 ﾑｲ:.:/ｲ∧乂
　　　　　　　　　 　 　 八! ヾ : ｉハ　　 　 　 ．，　 　 　 : : : ｲ ﾉ′
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨: : ヽ　　　　　　　　　　ｲ: :/}' 　 　 　 　 　 　 　 イスカンダルのそれらの姿勢は、まぎれもなく
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ハ: : 从:＞　　　　　 .＜ /: :ｉ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 人: :.| ヾ小　≧≦　小/: ﾍ{　　　　　　　　　　　　歴代オート侯の資質を受け継いだモノであった。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 >乂:. :r'　　 　 　 ノｲ ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ : : : : :|　＿＿ 　 /:. :.: :.:＼
　　　　　　　　　　　 　 　 ...イ:. :. :. :. :. :|´＿＿ ｀:/:.: :.: :.: :. :.＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ:ｉ::|:. :. :. :. :. :.|´. :. . :.｀/:.: :. :. :. :. :. :./ヽ
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　　　　　　　　　　　　　 |　　ヾヽ : :. :. :.ﾊ fﾃｧ/:.: :.: :. :. :.／／ 　 |




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　 ｉ　　　　　　　　　　　 　　　/　　　 　 　.:　　　　　　 ｌ :::　 　 :　│　　ヽ　　,
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　 |　　　.:::　|　 　|:　　.::::ｉ　　　　.:::::::::/^､:::　 ｉ　　 |　|／　 ﾚ_｀ヽ|:::: .:::　ﾉ 　ｉ::|
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　ﾉｿ,　ヽ ::::..|　　|　 .:::::::ｉ :　　.:::::::::/,　〈.::::::　 ｉ:: 　ｉ　　ヾ弋ﾟﾒ゛/.::/ . ﾂ　　　ﾘ
　　ﾘｉ　　l.:::::|　　|　.::::::::ｉ.:: 　..::::::::::' ﾊ .ﾍ.::::: 　ｉ:::　ｉ　 　 .ﾄﾂ　/／　　　　　　　　　　　そんなイスカンダルを責めず
　　　ヾ　 |::::|　　| .::::::::::ｉ::::　.:::::::::|ゝ､ヽ ﾍ:::: 　ｉ::.　ｉ　　　ヾ'　〈
　　　　ヽ. |:::|　　　::::::::::::::::: .:::::ﾊ::|　　1 ./.::::　ｉ.::　ｉ　　　　　　　ヽ ,
　　　　　ヽ|::|　 .:　:::::::::::::::::::::::ﾉ 八　　ゝ':::::::　ｉ:::: |　　　　　　　　/　　　　　　　 　 　 自分の態度が悪いものだと考え、
　　　　　　乂　.::: .::::::::::::::::::::::/.　　＼　|::::::::::　|::::|　　　　　　　 '
　　　　　　　|　.:::::::::::::::::::::/|:/　　　: : : :|::::::::::　|:::|　　　　　‐ ｒ´　　　　　　　　　　 　 一層健気にイスカンダルに尽くした。
.　　　　　　 | .::::::::::::::::::::/　ﾘ　　　: : : : : ﾘﾊ::::::. |::|　　　　　 '
　　　　　　 ﾉ::::::::::::::/.／　　　　　: : : : :/: : .ヽ:::::|:|　　　　 /
　　　　　 ノ ﾉ::::::::／　　　　　　　　: : : : : : r‐‐.:::||_:_...＿ ﾉ
　　　　　　/.:::／　　　　　　　　　　 : : : : :/ﾊ ﾍ:::::|
　　　　　/／　　　　　　　　　　　　　: : : / 乂　ﾍ.|
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　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　 　 ＼　　＼
　　　 　 ,'　　 　 /　　/　　　　　　　 　 　 l　　　　＼　　ヽ
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.　　　　 | !　　 l　　 ｌ　　　　　/　 / 　 ,ｲ　! 　 i　　 ! l　ヽ ',｀￣
.　　　　 l |　　 l　　 ｌ 　,/　 〃　,/ 　 /│ l　　j　　 l│　 ! l
　　　　ノ | !　│ 　 |　/_／/ ／/　 /　,' ∧ / |　 /　j 　 ｌ│
　　　　　ﾉ l　ｧ|　　 |尢/‐=乞t/ ／　/∠ﾆ｢厂! /　,/　 / ﾘ
　　　　 ｲ 八{´ｌ　　!|<f{矛:下 '　　 　 ｲ孑代ﾌ.ｊ/.　 /　/　　 　 　 マリーの言葉遣い、思いの表現、
.　　　　　 　 Vﾊ　　|　 r';;z j　 　 　 　 r';;zﾘ　 /}, '/／
　　　　　　　 ヽ ', 　| 　　￣　　　　 ,　　￣　 ﾁ'　/　　　　　 　 　 あるいは失言をカバーする宮廷所作。
　　　　　　　　 `ﾍ　lヽ　　　　　　 _　　　 　 厶 ./
　　　　 　 　 　 　 ', {.代ﾄ､　 　 　 　 　 , イ |　/
　　　　　　　　　　　＼_'i|　＞ ､　_ , イ/ V　ｌ./　　　　　　　　　　 それらはマリーが、一人の人間として
　　　　　　　 　 　 ／ ヽj　　　　　　 {｀ヽ 　 ′
.　　　　　　　 _ ／　　｢´　　　　　 　 ヽ}　＼　　　　　　　 　 　 　 政に生きる中でつちかわれたモノである。
　　　 _, -‐ ´　　　　　l‐--‐､　＿　-‐ |　　 ` ｰ- ､
.　r＜＼＼　　　 　 　 ヽ '´￣　___ ｀ヽl|　　　　 / /ヽ
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