475  名前：◆Ek0ngtnZ.U[saga] 投稿日：2016/08/08(Mon) 00:35:52 ID:528471a7



・ 原作関連


　原作の「死なない生徒殺人事件　～識別組子とさまよえる不死～」は、著者である野崎まど氏の三冊目の小説です。

　そして、前スレでも言及された方がいましたが、この小説には続編があります。

　ただ、その続編というのが特殊な形態でして……。



　野崎まど氏のこれまでの著作は、以下の通りになります。

○[映] アムリタ

○舞面真面とお面の女

◎死なない生徒殺人事件 ～識別組子とさまよえる不死～

○小説家の作り方

○パーフェクトフレンド

●2

●なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

●なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う

●独創短編シリーズ 野崎まど劇場

●独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)

●know

●ファンタジスタドール イヴ

●バビロン 1 ―女―


　この内、六作目にあたる「2」がその続編なのですが、何が特殊かと言いますと、
続編は続編でも、それまでに出した五作（白丸の付いた作品）全ての続編となっているのです。

　続き物なら当然じゃないかと思われるかもしれませんが、実はその五作品は、連作という形式ではなかったのです。

　つまり、「死なない生徒殺人事件　～識別組子とさまよえる不死～」の作中に登場する名前は、他の四作品には一切出てこなかったわけです。

　ですが、野崎まど氏はその五作品を見事につなげて、それぞれの続編にしてしまったのです。

　つまり、「2」は続き物の六作目ではなく、「[映] アムリタ2」であり、「舞面真面とお面の女2」であり、「死なない生徒殺人事件 ～識別組子とさまよえる不死～2」であり、「小説家の作り方2」であり、「パーフェクトフレンド2」でもあるのです。

　……野崎まど氏の頭の中はどうなっているのでしょうか。


　ともかくそういう訳で、以前「2まで作るのか」というレスがあった時に、「ハードルが高すぎます」と返しましたが、その理由がこの特殊な形態です。

　この形態だと、「2」を作るまでにどれくらいかかってしまうのでしょうか。

　最悪あの作品とあの作品は省くとしても、最低二つのスレを完結させてからでないと「2」だけ見ても何が何だかわからないでしょう。

　長編スレを完結させたのは今作が初めてな自分には、やはりハードルが高すぎます。

　というわけで、続編が気になる方は、書店で計六冊をお買い求めください。