【ミステリ】 死なない生徒殺人事件 ~天海春香とさまよえる不死~ 2スレ目 【解決編】

レス数:530 サイズ:1652.18 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:37:19

474  名前:◆Ek0ngtnZ.U[saga] 投稿日:2016/08/08(Mon) 00:34:12 ID:528471a7



 なぜ首を斬ったのかという謎について。


 やはり作中で春香が言及したように、首斬りは永遠の命を試すものだったという仮説は有力である。

 では、心臓は?



 なぜ心臓をえぐったのかという謎について。


 心臓をえぐったことに意味はあるのか? 首斬りとの違いは? と考えると、
この状態は、ミステリでよくある“首なし死体”と同じ状況だと考えることが出来る。

 つまり、首は誰のものかが特定できるが、心臓は誰のものか区別が付かないという事である。

 心臓は、千早の物ではない可能性があるのだ。

 では、千早は実は死んでいないのか?



 永遠の命の生徒の真相という謎について。


 千早が死んでいないと仮定すると、真の存在が問題になる。

 つまり、天海春香が二人いることになるのだ。しかも、真は千早の事を死んでいると思っている。

 これはどういう事か? と考えると、やる夫が推理した通り、同期という回答に行きつく。

 ではどうやって同期しているのか?

 ここで、物語の最初を思い返してみる。

 曰く「やる夫は、“人に物を教える”という事を、舐めていた」

 やる夫が“人に物を教える”事の認識を改めるような何かが起こったのか?

 こう考えると、同期の方法は“人に物を教える”事であると推察することが出来る。



 以上、いずれの謎も、決してノーヒントだという訳ではない(解けるとは言っていない)