第五回やる夫リレー企画準備室

レス数:994 サイズ:2442.4 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:37:17

954  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2016/08/28(Sun) 05:52:12 ID:619896b4

◆これまでのあらすじ(七日目終了時点まで)


・キョウトシティ市街 五条大橋にて

清姫たちとは別に、刑部とヤモトも独自に行動していた。
彼女らは“条”と今までに出てきた数字を手がかりに、『五条大橋』へと向かう。

しかし、ヤモトの推理を聞いていた忍野扇は、これを否定。
扇は“七条”こそが、真の「幻のスイーツ」の在り処であると発言した。

そして『五条大橋』へ辿り着いた刑部たちであったが、
「幻のスイーツ」を売っているスイーツ店はそこには無かった。


・和菓子店 穂むらにて

一方、清姫たちは『三条大橋』の近くにある、超有名和菓子店『穂むら』を訪ねる。
しかし『穂むら』の店主は、今年は「幻のスイーツ」を作っていないと語るのであった。


・キョウトネットワーク 社長室にて

清姫やシャドームーンたちが『会場』から「聖杯」を持ち出していることに、阿部高和も気づく。

そして彼は変装にもう意味は無いと考え、【ジェイド・カーティス】、
つまり“安倍晴明”としての本来の姿を現した。

また、彼の部下である無敵要塞ザイガスこと首領パッチは、
清姫たちが向かった場所の情報を話す。

亜贄萩斗は紛失した優勝賞品について懸念するが、晴明やつぼみは
「幻のスイーツ」を作り出す職人はいる、として取り合わなかった。


・スイーツ王選手権 会場にて

優勝賞品の「聖杯」を紛失し、大会の進行が困難となった『スイーツ王選手権 会場』。
しかしミスターうるちはそれを逆手にとり、優勝賞品を見つけた者を優勝者とすると宣言した。

話を聞き、ミスターフードは「聖杯」を探しに、玉藻と扇は「幻のスイーツ」を探しに向かおうとする。
だがそこに、フードの正体が岸波白野だと気づいた、ハギトたちが現れたのだった。

ハギトと白野は、ついに二十年ぶりの再会を果たす。
そんな中、玉藻のスマホは、清姫から一通のメールを受け取る。
内容は“聖杯が暴走しかかっているので、その破壊を手伝ってほしい”とのことだった。

事情を知った白野と、安倍晴明もとい阿部高和は、玉藻と共に
武蔵と魚雷ガールの「人力車」に乗って、清姫が伝えた『キョウトシティで一番高い場所』へと向かう。

また扇の提案で、彼女と高坂穂乃果の二人で、
本来選手権の本選で行われるはずだった「スイーツ対決」を催すこととなる。
さっそくハギトは、玉藻と白野の棄権などの手配へ向かった。

その最中、扇は、「本物の幻のスイーツ」は穂乃果でないと作れない、と心中で吐露していた。

一方『幻夢の世界』にて、出発する直前の玉藻に、扇は最後の伝言を託す。
曰く、“優勝賞品の「聖杯」と「幻のスイーツ」をすり替えた犯人”がまだいる、とのことだった。

玉藻たちを見送った後、ハギトは、伊吹萃香こと酒呑童子と合流する。
ハギトの友人との再会を祝福する彼女もまた、「聖杯」を利用しようとした者について気づいていた。

ついに扇と穂乃果の「スイーツ対決」は幕を開ける。
マイケルの提案で、優勝賞品は彼とのライブに決まる。
だが扇は、あくまでも勝利は穂乃果に譲るつもりであった。

しかし何故か勝者となってしまったのは、忍野扇。
それもそのはず、対決の最中に穂乃果が、お互いの作ったスイーツを入れ替えていたのだ。

そして扇は、「スイーツ王選手権」の会場で、マイケルとライブをすることになる。
目の前の光景に観客たちは大盛り上がり。
うろんげな優勝者のもと、「スイーツ王選手権」は大成功のまま閉幕となったのであった。


・キョウトタワー 頂上にて

地上1310メートルの高度を誇る、奥ゆかしき首都の摩天楼、『キョウトタワー』。
清姫が玉藻に指定した「聖杯」の破壊場所こそ、キョウトシティを眼下に見下ろすこの塔だった。

そこに武蔵と魚雷ガールが連れてきた玉藻、白野、ぐだ子、安倍晴明、
清姫と《寺社仏閣の英霊》たちこと志々雄真実、ギルガメッシュ、アカギ、シャドームーン、
イース、ウエスターの面々が集結する。

そしていざ「聖杯」を破壊せんとする時、待ったをかける一人の人物が現れた。

そう、その人物こそ、「スイーツ王選手権」前回大会の優勝者である、武内Pだった。
しかし彼にも、「聖杯」を持ってするしか叶えることの出来ない願いがあったのである。
それは……