第五回やる夫リレー企画準備室

レス数:994 サイズ:2442.4 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:37:17

906  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2016/08/21(Sun) 05:30:11 ID:aff6f724

◆これまでのあらすじ(後夜祭二日目~三日目、レス番296まで)
 【後夜祭スレのレス番296:ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1471443096/296】


・西寺、東寺にて

ウエスターは語る。かつて自分は、焼失事件で三匹のポケモンを死なせてしまったこと。
そこに虹と銀の羽をもつ鳳凰たちが現れ、三匹を“ロデム”、“ロプロス”、“ポセイドン”としたこと。
そして鳳凰たちを従えていたのは、現代に復活した陰陽師“安倍晴明”であること。

玉藻は安倍晴明を“暗黒イケモン”であると痛烈に批判したが、
イースが評するには、胡散臭いメガネ男だったけど悪い人ではなかったとのことだった。

一方、清姫は、『西寺』と『東寺』の「鐘」を見て、自身の宝具
“道成寺鐘百八式火竜薙”に応用しようと考え、寺の人に写メを撮らせてもらいに行った。

さらにウエスターが、安倍晴明はまだこのキョウトに居るはずだと語っているところに、
《キョウトネットワーク》の社長、亜贄萩斗が寺への参拝のため現れる。
彼は、ウエスターにとっても旧知である、かつての幼馴染のことを悔やんでいるようだった。

また、ハギトの秘書とおぼしき【花咲つぼみ】によると、
シャドームーンが条件付きで「スイーツ王選手権」に出場するとのこと。
そしてハギトは安倍晴明との打ち合わせのため、足早にその場を立ち去った。

そうこうしている内に辺りが暗くなりはじめた。
そこで一行は宿をとるため、『ポケモンセンター』キョウトへ向かう。


・ポケモンセンターにて

イリヤ以外の6人はポケモンという扱いで、宿代の割引に成功した一行。

だが『ポケモンセンター』は食事の提供はしないとのことなので、
ガイドだった武蔵の提案で、『大江山』にある老舗料亭『鬼の酒会』で夕食をとることになる。

妖怪TVで料亭を既に知っていた玉藻をはじめ、ギルガメッシュらも鬼の酒は一流として承諾。
時刻第一を謳うとおり定時退社した魚雷ガールに代わり、
店専用の人力車を駆る【伊吹萃香】の案内で、一行は『大江山』へ向かう。

そこに現れたのは、陰陽道を理由に『大江山』を危険視する【阿部高和】。
しかしどうしても行くという一行の意見を聞き、彼も同行することになる。

だが玉藻だけは、阿部高和をいぶかしんでいた。


・大江山 老舗料亭『鬼の酒会』にて

到着した『大江山』は、なぜか男女で入り口が分かれていた。
女性入り口には何も無かったが、男性入り口から入ろうとした志々雄たち三人は、
なにやらとてもひどい目に遭ったらしい。なお阿部さんはスッキリしていた。

そして老舗料亭『鬼の酒会』に入る一行。
そこでまたしてもジャパニーズオーガたちに招かれたというマイケルと遭遇。

また、玉藻や志々雄たちが確認したところ、
メニューは普通のもあるが、なかなかにキワモノであるらしかった。

そこに『鬼の酒会』で働く鬼の一人【日本鬼子】が現れる。
彼女が運んできた最初の料理、そして玉藻の音頭で一行はグラスを合わせる。

しかし、日本鬼子は、あるメニューを運び忘れていた。

一行に混じって盛り上がる、人力車の御者である伊吹萃香。
伊吹萃香と阿部高和ともう一人の女性は、ある理由から旧知の仲であるらしかった。

ハギトに頼まれていた阿部高和は、萃香に確認する。ある人物の所在を。
だが萃香が言うに、彼女もまた、その人物の捜索をハギトに依頼されていた。

萃香ですらその人物の所在は掴めなかったが、彼女は語る。
「スイーツ王選手権」とは、ハギトがその“願い”を叶えるためのものであると。

それだけ確認して、阿部高和はハギトの最後の打ち合わせのため、自分のジムへ帰った。
そして伊吹萃香は独り言つ。尋ね人とは案外、近くにいるかもしれない、と。

また、イリヤは阿部高和に既視感を覚えていた。しかしバーサーカーは知らないと言う。
結局イリヤも、呪術を使うゴーストタイプ使いのジムリーダーなど、よくいるという結論に達した。


日が昇りきった15時頃から行われる「スイーツ王選手権」。そこにすべては収束する。
シャドームーンの行動とは。安倍晴明の正体は。大江山の鬼たちとは。ハギトの願いとは。

そして玉藻と清姫は、みごと「幻のスイーツ」を手にすることが出来るのだろうか。
それは最後のお楽しみ。