普通のやる夫板二周年記念 普通の短編祭 投下所
931
名前:◆fDiWNXi/YI[sage] 投稿日:2016/01/16(Sat) 00:50:10 ID:b5ebca77
゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..:.*・゜゚・*:.。.:.*・゜
┌────────────────────────────────────┐
│それからそれから、妖精さんと一通りお話したり、たまにイジイジ弄ったりした後、 .│
│改めて町へ向かうと、友人兼悪友兼親友のYに、バッタリと会ってしまいました。 ...│
└────────────────────────────────────┘
/ } \
/ / ノ 、
/ // { 、 ,
.′ }/´ | \ ′
| / | | ,,.. , ;
-‐  ̄`ヽ /} /´ ′ | | 「おお、お前か! ちょうど会いに行こうと思っていたんだ!」
r‐ ´ /「}い / /z斗fセ | | |
/ ̄oヽ ∠i | | |㍉ // _し' | | , 「いや実はね、つい先日、世にも奇妙だが素晴らしい書籍を、
: :o: : : 〉´ i ̄~`ヾ{ノゞ' /, ! / .′ 図書館の閉架書庫から発券してしまってね――」
⌒ヽ:./ | ハ // ′ | 〈
: : : ∧ , |ハ ――ァ /´| ′ ! 八{
: : : : :.〉 ′ :i| :| 个: . ゝ- ′ イ / / ./
: : : :./ } :i| :| :i| |__,> _,. ´ / /| //
┌──────────────────────────────┐
│Y曰く、「行き過ぎた友情で固く結ばれた美少年達」と、 .│
│「緩くない絆で結ばれた美少女達」が繰り広げる、 ...│
│愛情と愛憎と欲望と陰謀と動乱と騒乱に満ちた、 .│
│非常に素晴らしい、いや素薔薇百合しい一大エンターテイメントで .....│
│エキサイチングでエロチックな書籍を見つけたので、是非私にも、 .│
│何処ぞの誰かが遺したエッチな叡智を分かち合って貰いたい、 ...│
│との事だったのですが、わたしは当然、 │
└──────────────────────────────┘
___/. : : : : : : : : : : : : : : :\
\_/: \、__,ノ. : : : : : : : : : : :ソ ;
/ . : : : : Т: : : : : : : : : : : :.:-rく
;′. : : : : :」: : : : :_j__」 : | : : : :| : '.
| | : : :人「|: :|i : :「∨`V|: : : : | : }i
|: :|: : : {Yf示八__|f示V/: : :/:八ノ; 「あっ、いや、割と本気で嫌な意味で結構ですので」
\〉: : 从h」 h」〈/ /./. : イ
个:^T^ ' く_/}′ :│ .「どうぞ、あなた独りで楽しみやがって下さいねー」
| i 人 [} U /. : : : : : : |
乂____〕i: .、__,,. イ{: }: : : : : /
}三r'ア __乂_辷__,彡′
┌────────────────────────────┐
│と、あっさりきっぱり断りました。 ......│
│生憎と、ある意味高層な妄想を心から楽しみながら嗜んだり、 ..│
│冒涜的な煩悩を暴走しながら暴投する様な心意気は、 │
│わたしは持ち合わせてはいませんでした。 .....│
└────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────┐
│いくら友人とは言え、お互い超えちゃいけないラインが .│
│あるというものです、というか超えたくありません、かなり本気で。 │
└─────────────────────────────┘
゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..:.*・゜゚・*:.。.:.*・゜