普通のやる夫板二周年記念 普通の短編祭 投下所

レス数:1000 サイズ:2638.19 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:36:49

866  名前:◆fDiWNXi/YI[sage] 投稿日:2016/01/16(Sat) 00:07:02 ID:b5ebca77
゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..:.*・゜゚・*:.。.:.*・゜

   ┌────────────────────┐
   │大いに戸惑うわたしをよそに、自称勇者の   ..│
   │友人Yは、妖精さん?達に轟き叫びます。   ....│
   └────────────────────┘



          /               `ヽ
         /     }           \
        /     / ノ             、
      /      //   { 、            ,
      .′     }/´    | \         ′
      |    /     |   | ,,.. ,         ;
      -‐   ̄`ヽ /}  /´   ′     |   |
 r‐ ´     /「}い  / /z斗fセ |       |   |    「……貴様達の主、魔王×××××は、
/ ̄oヽ    ∠i | | |㍉ //  _し' |       |    ,    勇者であるこの私が打ち倒した!」
: :o: : : 〉´ i ̄~`ヾ{ノゞ' /,         ! /        .′
⌒ヽ:./  |    ハ          //    ′ |   〈    「さあ、悪しき者共よ、今直ぐその
: : : ∧   ,    |ハ   .⌒ヽ   /´|    ′ ! 八{    暴虐な魔の手から、姫を解放したまえ!」
: : : : :.〉  ′ :i| :| 个: .   ノ .   イ  /   / ./
: : : :./    } :i| :| :i| |__,> _,.  ´ /  /|  //
: : /   / ー┘ー'、____,ィ==}⌒ヽ /_/、⌒´
/⌒¨¨´: : : : : : : :ヽ: : ;: : :{    O  {: :\__,. -- 、
: : : : : : : :\: : : : : : :} : ;: : :.\      :, ‘,: : : :{: : \




                 /|_
       ___     く  ∠__
      ´ ___\ .    ヽ  /
   /  /'  ,..-‐―‐ .      }  >
  /   / /_,__l\_/   . ̄`
 ./    | ./ ‐   ‐  |,∩、
  |/\_|_-|ゝ o  o  ト-/
     \_U | ̄ ̄| | /     「な、なんだってー!?」
      __ゝー―‐´ ̄/
   ,-ハ ̄|   |/ ̄ヽ|\     「じゃあくなるしのにじをせおい、じょーきをいっした
..  ´|/_|ー|´   〈〉   \    あくぎゃくをほこるわれらのまおーが、たおされただってー!?」
       /   _- _   \
       /__- ´ _ `ー―´
       ヘ__/ |_/
        (二l  l二)


     ┌───────────────────────┐
     │……このあまりにも唐突な急展開に、           .│
     │思わず胃と喉の奥がきゅうと鳴ってしまいました。    .│
     └───────────────────────┘

  ┌───────────────────────────────┐
  │えっ? あのYが勇者? どこまでもふざけてて、享楽的で、         .....│
  │妙に知性とユーモアがあって、その癖石の様に意固地な所もあって、  ......│
  │男子同士の行き過ぎた友情が大好きな、あのYが、どうして……?    ....│
  └───────────────────────────────┘

      ┌───────────────────────────┐
      │いくら夢の中の世界とは言え、もう少しばかり、            .│
      │キャスティングに気を配って欲しいものだと、           ......│
      │夢の中の世界を創った脚本家に文句を言いたい気分です。   .│
      └───────────────────────────┘


   ┌─────────────────────────────┐
   │……あっ、それはつまり、わたしがわたし自身に              .│
   │イチャ文句をつけるという事に、なってしまうのでしょうか……?     .│
   └─────────────────────────────┘

゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..:.*・゜゚・*:.。.:.*・゜