613  名前：◆dUt9YLYZOs[sage] 投稿日：2015/06/22(Mon) 20:02:07 ID:69c60e48



　　　 　 　 　 ,ィ''´_二----`' - ､__
　　　　　　／, イ_,　_, - '´　　　　　｀｀`'‐､_
　　　　　/7'´／／　,　　 / i|　　　|　　　　 `ヽ､
　　　　// ./７/　／　／ / l　　　 　`､　　 ,__rfミヽ　　　　　┌─────────────────────────┐
　　　 {i'.l // /../　／ .／.i |　　　　　　ゝ､ ﾄ{ ,r‐i ､. 　 　 　 │もっともっと愛してほしいのに。　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　 Vr-i ./　/ ｲﾉ/ ll　l　　i i　 i　i　　< f ､ニノ_.　　　　│あなたは「好き」の一言だけ絶対に言ってくれません。　　　....│
　　　　 {薔!i′/ /／i'li　il　 //　 / .i 　　 ＼＼彡ン　　 　 └─────────────────────────┘
　 　 　 __ｰi Ⅳ / ノc!l､ l/　/∥ /　/　　　　　　i .l　i
　　　　i'　　　　 i'.i' 汐 /　ｲ.ﾉ　ﾉ /　　　　 /　/i　!　!...　　　┌──────────────────────┐
　　　　}　　　　ゝ｀ｰ- ナｲノ.／ .ﾉ /　／　i'　 l　l　! l　　　　│どれだけ大切にされても、どれだけ愛されても、 　 　 │
　 　　 'i､　　　　　　　／イ -彡イ ／イ　l　　l　 l　l ヽ.　 　 │証の言葉をあなたはくださらない――　　　　　　　　　 │
　　　　i ′　　　　_,,イ'´_ ィ/　 ／イ　i　l　　.l　　i　l　l､.....　└──────────────────────┘
　　　r､!　　　　　{ i　／／　／イ/l　　l　l　　l　　!l　ヽヽ ､_
　　　｀i i`ｰ-　､_ ヾ　{./　 ィ　　 l l　　 l　l　　l　　ヾi　 ＼＼ヽ､
　　 　 ! 'i i'´ l:::::ノlヽ ヽ< |　　　 ll　　 l　 !　　ゝ､　 ＼　　　＼
　　　　|　i＞_.､_　 / i､｀i |l　　　 ll　　 l,　　　　　ゝ､__ ＼　　　＼
　　　　l -'´__r_'f´i　i-}　l !l　　　 l　　　lii　　　　､　､ ｀-i､｀-､
　　　　 i　 ＿__ﾉ,.!にニｲ lヽ　　　l　　　 illi　　　 ヽ, i　　 i　ヽ　＼




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│確かに――私にも非がありますわ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│告白する時、怖くなって途中で抱き着いて泣き落としにかかったのは他ならぬ自分ですから。　　　　│
│そんなことをしなくても、大丈夫だったはずですのに……。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
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　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　＞ζ斗　´ ￣_,.=＝￣ ミγ卅ヾ√ﾊ
　　　　 ,,.-'"　　 　　　　　　　,,.-'"γ弋ヌ_ミ､、　　　　　_ ＿,..弋乃ｦ ,′ ∨
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　　　i へ＿__, j　　　" γ⌒ヽ　 〈 /し､)） 　　　　　　　　　　　　((　 ヽヽ　　ﾘ
　　 ./　γ⌒ヽ　　　　 弋__　ﾉ　　ｿ　　,′　 ,′　,　　　　　　　　ヾ / /　　 !i
　　/　　弋__ ﾉ　　　　　　　ヽ//// ′/　/　ﾊ　　 ﾄ,　　i!　　　　　　i　i　　　i!
　 //////.，　　人　　　　 ノ　 ,ｲ/　 i　 i　,′乂　| !i!　i!　| 　 　 　 |　|　　　i!
　,'　　　　 '､,_,,ノ　 `─-‐'ヽ　　|{　　 i!　i! i!((　 j　i jﾊ, j!　| 　　|　,　i　i　　　i|
　i　　　　　　｀､　 _y──‐{ 　 从　　i!　ﾑﾙ'))　ﾚｲ/ __}ﾍ斗,′ !　j　',　､　　 i|
　 ' ,　　　　　　ｉ_/　 / ＿ 人　!,ﾊ　 ﾉ! {Yｲrｫj′　 ,､＿_,j/　　/　'　　}　j　　 i|
　　 ＼　　　　　　￣￣　　　　　　Ⅵﾊcぅﾂｨ　　　 ´￣どう　/　/　 / ∧　　 iﾄ,
　　　　’､　　　　　　　　　　　　　　　`从(~　　､　　 xx （(、〈　,'　 ,/ /　　　　i　 ヽ.
　　　　_,ｒ‐'´入　　　　　　　　　　　　　　))､　　r ､　　　,._)厶-ﾒ-く{　i　　　　 ﾊ　　 ＼
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　　 〈　 ./　　　　＼　　　　　　　　　　　　　 　 ＞ｧ'　　　　　　　　　　＼ヽ

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│そう、私から仕掛けたことだったのに、私がそもそも「好き」と言っていない。　　 　 .│
│言う間もなく私たちは一緒になってしまった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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　　 !´Y⌒ｰ一'（(⌒' , - ´￣　　　　　　　__　　VR 〕
　　!　!　ノ　　　ｆﾉ／二￣　　　　　-一ニ-‐ 　 !ヾﾆ
　 ｊ　 ／ 　ｆｦ＾ﾚ'´￣　　　　　　　　　　　　　　 !
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　 ﾉ!‐ﾆ/　/!　 　 /　　 ｌ　 /!　.　 ｌｌ､ ｌｌ! ｌ ｌ　 　 !　｀、　!
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/　ｌ　ｌ　 ! !　　ｌ ｌl ! '＾,)）! ｌｌ ｌ　　! ｌｌ　_!Lｌ...-!　ｌ !　!　 !　!
　 ｌ　!　 !! l　　 l ｌ! l 〃´ ｌ !! ｌ　-!'ｆ!´ ｌｌ　ﾄ!　! ｌ ｌ /　　!/
　 !　!　ｌ ! ｌ　　 ! !! { ﾑ　 ｌｌｌ｀､ﾄ､_,.-=＝-_≒ﾄ､ ｌ/ 　 /!
　ｌ 　l.　ﾄ､. ｌ　､ ｊ !!└-ﾆ‐､ﾄ､_｀-=' 〃￣｀)〉-. /　／/
　!　 ｀、! ヽ｀、ヾ､__ﾄ-ﾆﾐﾘ　　　　　''　　　'-　/／ ／!
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　　 / 　 ヾ｀ト=-（}二ｿンﾉ 　 　 　 　 |!|!|!/　 /　ｌ ｌｌ ﾄ、ヽ
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＼ !　　　l 　! l　　 Yｒ‐' 　　　r‐-､　　　　｀ー、ヽ、 ヾ
　 ヽ.　 　! 　! !　 　　ﾉ｀,‐､_　 ｀ﾆ｀　　　　 .ィ _>、!　　＼
＼　｀、　l 　 ! ! 　　 /　/　 ｌ｀Ｔ'ｒ ､ _.. ｒ＜´　!ｌ 　リ　　　 ＼
　 ヽ　! 　!　 ﾚ　　／／　 __!　l ｌ ﾉ(＿.ｌ 　!　'　ゝ
　　 !.ﾉ　/　 '　　　　　／/　　ﾚ／!、ヽ 　 ｀´ヾ／
　　/　　! 、　　　　／　 ! 　 /!ヽ　 ｀´!　　　 /

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│やる夫からその機会を奪ったまま、私がそれを行使できずに今日まで引きずる。　　　...│
│カッコ悪いとか情けないとか、そんなチャチなもんじゃありませんわ。　　　　　　　　　　　 │
│もっと恐ろしいヘタレの片鱗をやる夫は味わっているのかも……。　　　　　 　 　 　 　 　 │
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