彼らは奇妙な“敵”から街を守るようです その２
201
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:26:33 ID:???
┌──────────────┐
│ ＿＿＿ │
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ／ ＼ │
| ギャル夫……！ .| ／＼ ／ ＼ │
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿__,乂 ／（● ） （● ） ヽ │
│ | （__人__） u. | │
│ ＼ ｀⌒ ´ ／ │
／ﾚVVVVVVVVVVVｲ │ / ＼ │
／ 〃⌒ └──────────────┘
／ ／
／ ∠_
∨ ／ヽ／＾＾＼ x≦⌒
{ ／ （ 〆, ミ⌒´⌒｀ヽ、
ｉ 彡 _ノ" "ヽ、__ u. `ﾑ ヾ ＼
从ヽ :::::::::::::::::::::::::::::::::: §⌒゛` ヽ
/ヽ#; （_人__） _ ,o ﾟ| , ! う、うう……うぅ……
/ /` ⌒´ ∽ | | , ,'
/ | `-,, | |___,ノ |
/. / | | l ,lー─- 、
, --‐-ー、_/ l ,| | ／ ） ）
く / / ァ-ノ ＼ノ＾ノ^／⌒ヽj＼ ／＾ー-‐'
`ー' ー´ (_イ_,ｲ､_,ｨ'´__/ ￣
.
202
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:26:53 ID:???
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／ﾚVVVVVVVVVVVｲ
／ 〃⌒
／ ／
／ ∠_
∨ ／ヽ／＾＾＼ x≦⌒
{ ／ （ 〆, ミ⌒´⌒｀ヽ、
ｉ 彡 _ノ" "ヽ、__ u. `ﾑ ヾ ＼ 何で……何でオレが２度もこんな……
从ヽ （○） （○） §⌒゛` ヽ こんなヤツに負けるんだ……
/ヽ#; （_人__） _ ,o ﾟ| , !
/ /` ⌒´ ∽ | | , ,' オレの、オレの方が上なのに……！
/ | `-,, | |___,ノ |
/. / | | l ,lー─- 、
, --‐-ー、_/ l ,| | ／ ） ）
く / / ァ-ノ ＼ノ＾ノ^／⌒ヽj＼ ／＾ー-‐'
`ー' ー´ (_イ_,ｲ､_,ｨ'´__/ ￣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ―
／ （● ） （● ）'
| （__人__） | …………。
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ '
.
203
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:27:14 ID:???
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ― ……お前にとっては知らないけど、
／ （一 ） （一 ）' やる夫にとっては「運」だお。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ そうとしか言いようが無い。
／ ー‐ '
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼ / ＼ ＼
〃 ﾊ〆 u ） 丶:ｉ| ――っ！
ｲ 从§ ＼ ／ |从
乂ｲ§ （ 一） （一） | ……テメーそれは同情のつもりか？
／ ﾟ o （__人__）／
/ ∽ ｀ ⌒´ ∽ 「次やったら勝てるよ」みたいな慰めで言っているのか？
| ヽ ヽ ∞∞ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
204
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:27:34 ID:???
_ -─‐- .
. ´ ｀ .
／ ':,
/ ＿_ ノ ー‐ ',
./ -― ―-
/ （ 一 ） （ 一 ） i
, ／ ､ ､ |
', { 人 } } 別に、そんなんじゃあない。
ゝ ｀ ‐-‐ ｀ー ' /、 やる夫はお前が嫌いだ。 大嫌いだ。
/＼ .ィ ￣}
/ ＼ ｰ- ＿＿ .｡-＜ ∠i そんなヤツを慰める気なんて全く無い。
/ ＼. / ‐' ´ .| ただ「事実」を言ったまでだお。
,.＜ム､＿ ｀ﾍ | / ／＿_＞--イ｀＞-､
／////／.: .:￣〉 l./ ∠ィ´: : : : : :////////＼
///////: : : : : : :i ./ ／.: : : : : : : : ://////////;ﾍ
i//////.: : : : : : :{ { / : : : : : : : : : /////////////〉
l/////.: : : : : : : :| | .〉: : : : : : : : : :i///////////;//
ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼
彡 〆 ） 丶 ∨
〃 ﾊ _ノ ― Y:ｉ|
ｲ 从§ （ 一） （●） |从
乂ｲ§ u. （__人__） | …………。
／ ﾟ o ／
/ ∽ ∽
| ヽ ヽ ∞∞ ヽ
.
205
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:27:54 ID:???
┏────────────────────────────┓
│ もしも一度やらない夫に負けていなかったとしたら…… │
│ やる夫は自分の能力について深く考えようとはしなかっただろう。 │
┗────────────────────────────┛
┏────────────────────────┓
│ ウルトラ・ソウルの全力を知ることも無かったはずだ。 │
┗────────────────────────┛
┏────────────────────┓
│ もしも今日叔父さんが来てくれてなかったら、 │
│ モーさんには出会えなかった…… │
┗────────────────────┛
┏────────────────────────┓
│ モーさんがアドバイスをくれなければ…… │
│ やる夫はもっと迷いながら戦うことになっていただろう。 │
┗────────────────────────┛
┏──────────────────────────┓
│ そもそも唯ちゃんが居なければやる夫は心が折れていた。 │
┗──────────────────────────┛
.
206
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:28:14 ID:???
／￣￣￣＼
／ ＼ お前の攻撃が急所に当たらなかったことも、
/ ─ ─ ヽ 偶然ライターを拾えたことも……
| （一） （●） |
＼ ∩（__人/777／ あれもこれも全てにおいてとことんまで、
／ （丶＿//// ＼ やる夫は「運」に恵まれていたんだ。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | やる夫にとってはお前が「勝負」を
＼ ｀ ⌒´ ,／ 仕掛けてくれたことも幸運と言える。
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
207
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:28:34 ID:???
／￣￣￣＼
. ／ _ノ ― ＼ ラスティ・ネイルのその能力……
／ （一） （●） ＼
| _ （__人__） ｜ 仮に街中でいきなり襲われたら「勝負」に
＼_/ } ／ 持ち込むことも出来ず死んでいただろう。
／､ 〈 く
ﾊ ヽ Y｀ー.､ i 「倒したい」とか「殺したい」ではなく、
{ ヽ_ゾﾉ-‐'. | 「勝ちたい」と考えてくれなければ……
｀¨´┬'. . ｜
ＮVVVVVVVＶ
／ ／：
：:／ :::: ＞：
;：／ :::::::＞：
//,.....::::::::: ::::, ／
＼.....::::::::: ::::, ／
r " ∬∬∬r ／ …………！
：|::| ::::| :::i
：|::|: .::::| :::|：
：`.|: .::::| :::|_：
：.,': .::（ :::}：
：i `.-‐"
.
208
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:28:54 ID:???
- ―
／ ヽ
/ ∨
.′
{ }
. ; ＿＿ }
{ ./ ィrf!{ { } } }iヽ もう一発思い切りブン殴ったし、
ｰゝ _/ｒ― ー――＜j{ﾊ これからお前をどうこうしようとは思わない。
（ ///-=ニ≧=---イ=-ヽ
（ ﾞ''ｰ-- ///-=}!-=ニニﾆ|＿ニ=-_ 次、まだやる気があるんなら、正面から相手してやるお。
ﾞ''ｰ-- .∥/_-=j{.-=ニﾆ￣|ﾆﾆニ=-} 唯ちゃんを巻き込むような手段を取らないならだけど。
i{∥-=ニ}-=ﾆﾆｰ┼―ニニ,ﾊ
i{:i{-=ﾆﾆi{-=ニニ└‐'ﾆﾆ=-{-_
j{∥-=ﾆﾆ}乂-=ニノヌﾆﾆ=-_}-ﾊ
ｲj{i{-=ニﾆ{-=ニﾆ／木＼ﾆ=-!=-}、
/_//ハ-=ニi!-=ニﾆr‐┴‐ｧﾆ=-!=-ハ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／ﾚ' 〃／ ／ / /
〈 ,､/ヽ / , ／ ７ Z＿_
／ ,ﾍ ヽ { { /／ヽ/ヽ、, --､ ／
／ / /､ヽ ､ ｀''-､ 二 ￣/
. ／ / /ヾヾ.!i///ヽ ､､ ｀''-..,,__ /
. ∠- 7 / / / .i / // ヽﾄ､ ｀ヽ―‐'''" ./
!/ , .i.| {i ヽ ヽ .; ／
// , /.i! ､ i .i､ i ﾆ ７
. // ri / :::::::-‐' ￣￣::::::: i | i |ヽ| ／
/ｲ / | i.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i l | .| <
i /〉川.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i| | .| ／
l /〈 ツl / ヽ | .| ＞ ……なんだよ、それ……
. l/ 〈ｯjヽ! ゝ-- ^ ｰ-- ' | .i .!＿_＼
/ﾐ' | |＼ ｀ -─- ´ !/| / ￣＼
.{ { .; | l ＞ ..＿＿＿＿＿_... ＜ / !'
V ヽ.|/ / / ∨
/ i/ ∨
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
209
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:29:15 ID:???
／
／ﾚ' 〃／ ／ / /
〈 ,､/ヽ / , ／ ７ Z＿_
／ ,ﾍ ヽ { { /／ヽ/ヽ、, --､ ／
／ / /､ヽ ､ ｀''-､ 二 ￣/
. ／ / /ヾヾ.!i///ヽ ､､ ｀''-..,,__ /
. ∠- 7 / / / .i / // ヽﾄ､ ｀ヽ―‐'''" ./
!/ , .i.| {i ヽ ヽ .; ／
// , /.i! ､ i .i､ i ﾆ ７
. // ri / ＿_-‐' ￣￣＿_ i | i |ヽ| ／ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
/ｲ / | i. /＿＿ヽ ./＿＿_i l | .| < ｜ ……「次」はねーよ。 |
i /〉川. {__(::::::)__} {_(:::::::)__i| | .| ／ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
l /〈 ツl / ヽ | .| ＞
. l/ 〈ｯjヽ! ゝ-- ^ ｰ-- ' | .i .!＿_＼
/ﾐ' | |＼ !/| / ￣＼
.{ { .; | l ＞ ..＿＿＿＿＿_... ＜ / !' ∨ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
V ヽ.|/ / / ∨ ｜ オレに「次」なんてねーんだ。 |
/ i/ ∨ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
/ } / ∨
／ ヽ ' i , -<
/｀''-､ i | ヽ
.
210
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:29:36 ID:???
_ -─‐- .
. ´ ｀ .
／ ':,
/ -─‐ ー‐- ',
./
/ （ ● ） （ ● ） i
, ／ ､ ､ |
', u. { 人 } }
ゝ ｀ ‐-‐ ｀ー ' /、
/＼ .ィ ￣}
/ ＼ ｰ- ＿＿ .｡-＜ ∠i …………？
/ ＼. / ‐' ´ .|
,.＜ム､＿ ｀ﾍ | / ／＿_＞--イ｀＞-､
／////／.: .:￣〉 l./ ∠ィ´: : : : : :////////＼
///////: : : : : : :i ./ ／.: : : : : : : : ://////////;ﾍ
i//////.: : : : : : :{ { / : : : : : : : : : /////////////〉
l/////.: : : : : : : :| | .〉: : : : : : : : : :i///////////;//
. ,'////.: : : : : : : : :| | i : : : : : : : : : : {//,'///////／;〉
////,'.: : : : : : : : : :| | | : : : : : : : : : : l;/{/////／///＼
///,i : : : : : : : : : :.:| | |.: : : : : : : : : : .∨////-一"///∧
///|: : : : : : : : : : : | | | : : : : : : : : : : : ゝ////////////∧
///i:.: : : : : : : : : : :| } |: : : : : : : : : : : : :{/////////////∧
.
211
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:29:57 ID:???
／
／ﾚ' 〃／ ／ / /
〈 ,､/ヽ / , ／ ７ Z＿_
／ ,ﾍ ヽ { { /／ヽ/ヽ、, --､ ／
／ / /､ヽ ､ ｀''-､ 二 ￣/
／ / /ヾヾ.!i///ヽ ､､ ｀''-..,,__ /
∠- 7 / / / .i / // ヽﾄ､ ｀ヽ―‐'''" ./
!/ , .i.| {i ヽ ヽ .; ／
// , /.i! ､ i .i､ i ﾆ ７
// ri / ＿_-‐' ￣￣＿_ i | i |ヽ| ／
/ｲ / | i. / ヽ ./ i l | .| <
i /〉川. {. ﾆﾆﾆﾆ} {ﾆﾆﾆﾆ..i| | .| ／
l /〈 ツl / ヽ | .| ＞
l/ 〈ｯjヽ! ゝ-- ^ ｰ-- ' | .i .!＿_＼
/ﾐ' | |＼ !/| / ￣＼
{ { .; | l ＞ ..＿＿＿＿＿_... ＜ / !'
V ヽ.|/ / / ∨
/ i/ ∨
/ } / ∨
／ ヽ ' i , -<
/｀''-､ i | ヽ
.
212
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:30:18 ID:???
_ _,-´￣i
／ ,,-‐′ i ｀ヽ_ ,＿ , ー´／ ./ `''-､ ﾞ ､
_／ ..／ ヽヾ｀-.、｀ー-´/´ ｀´ ／／ .k -..__ ﾞ' ､ ﾞ＼
r'´ ／´ _.. ｀ヽ｀ ｀-./ ,.、 i ／ ./ ｀ﾞ'‐..、 `' ､ ヽ、
/ _／ ..／ ヽ-、-| ,/., ,ヽ、 , .,／´ .> ___ ﾞｰ ＿＿◎ __ ゝ
／ _／ ／ ヽiヽ´,i | , .|i ｀￣,-｀i .i／ i_ | ∟ └‐┐l └┘/7 ﾞ 、
／ﾚ' 〃／ ／ / / _..-''" ヽ｀ﾞﾐi, i ii,彡´／´ ﾉ／, ｀ﾞ'-､ |_厂 ﾞ(ノ ＜ノ Ｏ Ｏ Ｏ
〈 ,､/ヽ / , ／ ７ Z＿_ iヽ,＼ヽ,_i_／Miｿ i .i／ `' ､ ｀ 、 丶
／ ,ﾍ ヽ { { /／ヽ/ヽ、, --､ ／ <_ ヽ_,-i｀ヾi,i,lｿ /./ .iヽ,__ ＼、 丶 ヽ
／ / /､ヽ ､ ｀''-､ 二 ￣/ ｀/,、, .ヾ、, , -´ ./´／ ヽ-.、_ ﾍ ヽ ヽ
／ / /ヾヾ.!i///ヽ ､､ ｀''-..,,__ /ｿ´｀ﾞヾヽ._、i-=ー／-.´,＿., -＜ ヽ-ー.、 ヽ １
∠- 7 / / / .i / // ヽﾄ､ ｀ヽ―‐'''" ./ .∥ ヽヽ - ＿-ー /´ ヽ、 '、 ヽ
!/ , .i.| {i ヽ ヽ .; ／ .、_i ,-ー、 ,＿ 、ヽ .ヽl.l . i 1
// , /.i! ､ i .i､ i ﾆ ７ ,t-.y´ -ヽ ヽy -ー、 ヽ .l:,:i ´i ´ ｀ヽ. i ||
// ri / ＿_-‐' ￣￣＿_ i | i |ヽ| ／ ｛ 〔 〕 || l| ||
/ｲ / | i. / ヽ ./ i l | .| < '、 `ｰ-‐′ ｌ │ ｛
i /〉川. {. ﾆﾆﾆﾆ} {ﾆﾆﾆﾆ..i| | .| ／ ﾍ /′ ,' ,'
l /〈 ツl / ヽ | .| ＞ ﾞゝ、 _／ ,' /
l/ 〈ｯjヽ! ゝ-- ^ ｰ-- ' | .i .!＿_＼ `ｰ..,,＿ ___,,..-''′ ﾉ′ ｌ 丿
/ﾐ' | |＼ !/| / ￣＼ ￣￣´ ノ 丿 ｌ
{ { .; | l ＞ ..＿＿＿＿＿_... ＜ / !' ＼ ／ 丿 /
V ヽ.|/ / / ∨ _..‐′ ,／ /
/ i/ ∨ ‐..__ _..-''´ ／ 丿
/ } / ∨ `ﾞ'ｰ-....＿＿____＿..--‐" _／ ／ 、
／ ヽ ' i , -< ￣ _..／ ,／ ／
/｀''-､ i | ヽ _..-'′ ／ ／
.
213
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:30:39 ID:???
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
ﾍ
＼ ﾍ
＼ し ×
, - ＼ ／´ ‘,
〃 γ ｀ ＜ > ´', | i
{i { ○ } ヽｪｰ ,.} .}=ッ{○ } i | ＼人_从人_人,_从人／
ﾍ !､.＿.ノ､ ﾉ ﾄ !､_ソ__,／ .i ） ……ッ！？ （
゛'''──ー / i ｀ヽ u. i ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
／ i ヽ ハ
u. { }. } /
!､ ＿.入.__／ ／
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
.
214
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:31:00 ID:???
|丶
! |ヽ | |
/| | | ヽ
i / .| ヽ
|＼ / /
＼＼ ＿,,,,... ー ニ －
＿,,,,...ー－ _ － / /￣
￣￣￣＼ | / / .!
:,: :(::) ! / / ./.| ／|
/⌒''⌒) :,,゜ ' / / ,,,,,,, －ニー,＿ / / / ./ ／|
(:::::::::::::::!' /／ (::::::) ￣ / ./ / / / ./
ヽ::::::::';''' / ''`` 。 / / / / / /
τ'::/ .;: / /／ / / / /
)/ / .∨ / /
。 ' 、 ;: 。 /ヽ .∨
`'''`~''・ ' ` ヽ´/ヽ
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ヽ´ ,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・
::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
.
215
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:32:38 ID:???
本日の投下は以上です。
ありがとうございました。
.
216
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:33:41 ID:8e54fb6a
口封じってやつですかねえ
乙です
217
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:33:52 ID:003746e5
なんだかんだで最後は負けを認めたっぽいな。乙
218
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:34:17 ID:398f95c4
乙
219
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:38:59 ID:9fe330a9
乙 ギャル夫は唯を人質に取ってやる夫を誘導はしたけど人質で勝負の優位に立とうとはしないだけの一線はあったからなぁ
220
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:42:54 ID:d7f27e44
乙 ギャル夫が不良から戦士になってたのは自分の命以外も握られてたのか？
221
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:44:29 ID:7c0c811f
乙
悲しい
222
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:50:52 ID:a936cecb
乙です
これは黒幕が許せなくなるな
223
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 22:52:51 ID:94044e90
乙
ホワイトスネイク的存在なのか？それとも刑兆？
224
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/13(Sun) 23:46:50 ID:fd24d32f
乙でした！
気になる終わり方だ
225
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/14(Mon) 00:16:59 ID:a7eea7cd
乙
先が気になる
226
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/14(Mon) 04:47:16 ID:8086bce0
乙
ギャル夫は仲間になって欲しかったがダメだったかぁ
227
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/14(Mon) 10:19:22 ID:e3eae60e
乙
カメレオン的な能力だったんだな
vsスタンドは苦手かもしれないけどvs人なら有利な良いスタンドだ・・・
やっるが言うように勝つことにこだわってればあるいはだな
228
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/14(Mon) 11:24:22 ID:bc8faf9b
遠距離攻撃できるならスタンドと戦うことに固執せずに
スタンドが離れてる間に本体攻撃するべきだが、
まぁそれはまだやる夫が未熟だからという事にしておこう
229
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/14(Mon) 14:22:50 ID:d2f12552
ギャル夫は明らかに自分のスタンド能力の把握が早すぎるので何か種があったんでしょうねえ。
230
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/15(Tue) 21:57:03 ID:ad8b732f
乙でした
231
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/23(Wed) 19:08:17 ID:???
明日２２：００にやります。
今年最後になりそうな予感。
.
232
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/23(Wed) 20:11:39 ID:63da1f1b
了解！
233
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2020/12/23(Wed) 20:14:25 ID:504c1f41
了解です
（クリスマスイブの夜に投下…うん何も言うまい）
234
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:02:00 ID:???
､--‐冖'⌒￣￣`ｰ-､
／⌒` 三ミヽｰ-ﾍ,_
__,{ ;;,, ミミ ｉ ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..｀ミﾐ､_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffｯ､ｨ彡'ﾉ从iﾉ彡
>';;,, ノ丿川j !川｜; :.`7ﾗ公 '>了
_く彡川fﾞノ'ノﾉ ノ_ノノﾉイシﾉ｜ }.: '〈八ﾐ､､;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=､彡／‐-ニ''_ｰ＜、{_,ﾉ -一ヾ`~;.;.;）
く .:.:.:.:.:!ﾊ.Yイ ぇ'无ﾃ,`ヽ｝｝}ィt于 ｀|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! ｀二´/' ; |丶ﾆ ﾉﾉ
） :.: ﾄ､リ: :!ヾ:、 丶 ; | ﾞ ｲ:}
｛ .:.: ｌ ｛: : } ｀ ,.__(__,} /ﾉ
ヽ ! `'ﾞ! ,.,,.`三'ﾞ､,_ /´ >>233逆に考えるんだ。
,/´{ ﾐ l /ﾞ,:-…-～､ ） |
,r{ ＼ ﾐ ＼ `' '≡≡' " ﾉ 「イブ以外は埋まっている」と考えるんだ。
__ノ ヽ ＼ ヽ＼ 彡 ,ｲ_
＼ ＼ ヽ 丶. ノ!|ヽ｀ヽ、
＼ ＼ヽ ｀¨¨¨¨´/ |ｌ ト､ ｀'ｰ-､__ 時間なので投下開始します。
＼ ｀'ｰ-､ /／ /:.:.} ｀'ｰ､_
｀､＼ ／⌒ヽ /!:.:.|
｀､ ＼ /ヽLｆ___ハ/ {
′ / ! ヽ
.
235
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:03:39 ID:???
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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| / .. ||／／ ,,-" . ,,..-┬─''" ,,..-''"
| / .／／ ┌─────────────────────┐
| / . |／ ,,-' │ １０年ほど前までギャル夫は所謂「不良」や │
￣￣ . ￣￣ │ 「ヤンキー」と呼ばれるような人間ではなかった。 │
＿＿_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ └─────────────────────┘
...＿＿ ...| .,,..-''||,,..-''"|| | | | || || ||
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ||(l||l)| ＿＿＿＿＿＿ | ||,,..-''" ,,..-| || | | | || || ||
||.└─┘ l| || | ||二l.|| || | || | | | || || ||
|| || || | || || || | || | | | || || ||
|| || || | || || ||＿| || | | | || || ||
|| || || ┌─────────────────────┐
＿ ...... || || || │ どちらかと言えばそれらに搾取される側である。 │
＿＿＿＿＿＿[l＿l]＿__|| ＿__Ω＿_ ＿_＿_.|| └─────────────────────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_] ／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼ ＿＿]...| || || || | | | ||_＿..||＿＿..||
￣￣￣￣￣￣| |＿.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿|_＿＿ | || || || | | |
￣￣￣￣￣ .「 ＿＿＿／ ―'ｗｗ`― ＼ ＿_|_..|| || ＿_..||＿＿＿＿＿
| L ／ （ ●） （●） ＼ ＿ "''-..,, .ﾞr-..,, ＿＿＿ "'''-,,,
|＿_..||￣ / ∵∴ ｀Y__人__Y´ ∵∴ ｌ ]￣|「 |ト.,,||￣ [ ]￣|「
| ||￣ | ￣ | ||..￣|| .......||.....||￣ ||￣￣||￣ ||
￣￣ ＼ -- ／￣￣￣￣￣￣￣"''-..,, "''-￣￣￣￣￣￣￣""'''--....,,,,
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236
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:04:05 ID:???
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ト､ト-～'''‐-‐-─-､
ト､」 ! ! ! l i! !`‐'７
ﾄ､ ! i l i i /／! ,-‐-- ､
ﾄ､＼!ﾚルﾚﾉﾉﾉﾉ/イハﾄ､ /ｲ ／／`彡ヽ＼
ﾄ､＼ヽ! |// 7 / / /´`´＼＼ヽ
`ト､i i ,─-､__ ､__,-─ |ノﾉ7 / / /__ ___＼l| | ┌─────────────────┐
`ミ､|Y -‐┰┐┌┰‐ｧ |＾! ｲ | ///___,`i'____ ﾄ､!､ │ いつものように同じクラスの不良から │
`┤| ￣７! f ￣ | | ﾉ | |､/ ﾟ `i´ﾟ |/`! │ カツアゲを受けたある日…… │
| | L | | 」 |ﾉ/ i||lﾄ､ ヽ､|, - /// └─────────────────┘
∨ ､ _, ﾚく-──ｧW|＼ -=＝',ｲ／ヽ､＿
__／|＼ ｀￣￣￣ ／| ＼__／ /! `'ー─' |人_ﾉ! ￣ヽ､
／￣￣／ | ＼ ＿＿＿_／ ト､ ＼￣｀ヽ | ＼
／ ／ ﾄ､ / ∧ ＼ ＼ | ﾆ」/ﾉ ヽ
／ ﾄ､＼ ／／ ! `ヽ |(`´Y! フﾟﾄ､） !
＿Ω＿
, -‐─ ´;;;;;;;;;;;;;;;;｀─‐-､
／ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ＼
/´ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ
/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ヽ ＿
| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ｝￣￣ 丿 ┌────────────────┐
t'────‐-----------────t───' │ ギャル夫は我慢の限界を迎えた。 .│
：./ _j , i、 :. ： └────────────────┘
．:′ :::::::::::::::::::::::::::::::::: :,
： { ∵∴ （___人___） ∵∴ } ：
ﾟ :、 /'⌒ヾ .:' ﾟ
ヽ 川 /
／ 丶、 ／ ＼
/ / ｀７''ｰ′ --- Ｔ ´ ヽ
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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237
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:04:30 ID:???
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
┌──────────────────────┐
│ イジメやカツアゲが連日のことだったのもあるし、 │
│ たまたま親と喧嘩をして不機嫌だったのもある。 │
└──────────────────────┘
| ,r ＼ ／
:ﾍ |. i ＼／
| |. ヽ､
∧: | |. .＿＿＿_. ＼ l ┌──────────────┐
ｉ : |: | . /- '''' ´ ＿__｀ヽ.＼ |. │ とにかく、彼はブチ切れた。 │
ﾞｉ ∧ .|.:/ /´.,::{i::... ヽ＼＼ ヽ !.. └──────────────┘
ﾞｉ : | |. ヽ { -: ||:::._ } ＼＼ ､ ', ! '!
∧ i |. .､ ､ ..:{!::､ / ｀ヽ ､. ｀ ､ {!, '/
／,'. ＼. |. ..＼ ｀ ー‐ ' ＿_,.- ｀ヽ_,..ソ ヽ｀ ｀
,' :i∧ ',＼| .､ ＿＿,... - '´ ー-- ､_
ッ l::ﾍﾞｉ. ﾄ!.
Ⅳ ∧|.｀
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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238
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:04:55 ID:???
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
_ ,
ﾄ'´_,.＞ｧ‐ 、
｛ / ／/. : :i: ＼_
_／／. : } : : :ヽ : : ＼_
└〈 : : : ﾉ. : : : : ＼;_;_; L_,..、
｀ﾏ¨. : : : : : : : :｀⌒,>'广¨二二"ﾆ …‐- 、
┌─────────────────┐ : : : : : : : : : : : . ＼
│ そこからはあまり記憶していないが、 │ : :￢'' : T^＼: .＼ ＼
│ 気づけば２人の不良は倒れており │ _;_;_; : : : } ＼: :＼ ＼
└─────────────────┘ ｜: : ｜ ＼: : : . ＼
ヽｿ /: ;ノ | : : ！ ｀ ､ : : : ,ゝ､__＿
＿＿＿＿＿＿＿ ｀~¨´ } : : ！ ＼/ 」
,,,..､,,,,...__,,ｨ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽー―-:.､ V⌒丶..__ └-‐'^¨¨´
,ｲ´三三彡彡ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼ー―ゝ､｀ ､ ＿ ｛__ }
{ｉ彡三三彡／ ｝:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{::::::::::ヽ::｀::ー=ﾆﾆ=ー――=´―‐`r―- ､
ヾミ三彡"´⌒Y::::／￣｀¨'―r―――-- ､,,,,.._ ,ｒ- ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | ヽ
ヽ{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|_´ ヽ彡ー―――――――'´￣￣￣
｀ ｰ―-------------―‐′￣´
__Ω＿__
／ .|;;;;;;;;;;,、 ┌─────────────────┐
|＿＿_|;;;;;;;;;;;;,∟ │ ギャル夫はほとんど無傷であった。 │
／ ＼www／ヽ └─────────────────┘
／ ;;;; （●） （●）＼
| u.：： ⌒Y__人__Y⌒：|
＼ ` ⌒ ´ ／
／ <
/ | ／ ＼
| | { ／＼ ＼ ┌────────────────┐
| | ＼ | ＼ ＼ │ 彼には人より喧嘩の才能があり、 │
|. ＼ ) ＼ ヽ ＿) │ この日それを自覚した。 │
/ ￣￣`┬' ＼ └────────────────┘
／ |⌒､ |
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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239
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:05:20 ID:???
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
＿
||: |
||: |
||: | ←鉄パイプ ┌──────────────────┐
||: | │ そこからギャル夫の人生は一変した。 │
||: | __Ω＿__ └──────────────────┘
||: | ／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
||: | |__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
||: | ／ ＼www／ ＼
||: | ／ （●） （●） ＼ ┌───────────────────┐
||: | | ：： ⌒Y__人__Y⌒ ：： | │ 仕返しに来た不良グループを少々卑怯な │
||: | ＼ ｀ ⌒´ ／ │ 手段で返り討ちにしたことが皮切りとなり、 │
/ｿﾍ / ヽ └───────────────────┘
(彡ｿﾍ／ { __＿ノ / i
/⌒ヾ￣￣"￣ _／ }
ヾ___ｿ,,,､､---‐ーー'''''"´ /
ﾉ i ┌────────────────┐
／ ＼ │ 喧嘩に明け暮れる日々を送った。 │
／ ／´`＼ ＼ └────────────────┘
! く´ ＼ ﾍ
＼ ＼ ヽ ﾍ
(´____＿___ノ ヽ ヘ
｀￣ ￣ ∨__＿___｀)
￣￣￣´
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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240
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:05:45 ID:???
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
┌────────────────────┐
│ やがて彼には仲間が増え、校内でも最大の │
│ 不良グループそのトップとなる。 │
└────────────────────┘
, ￣ ／ﾚﾍイハ八人入
／ ヽ ／ ハ
/ / ∧ lヽ ､
. ′ ､ / :. i /i／i／i／i / ハ i＼ | ヽ!ヽ
. l =＝､ 〉iliく ,＝= l ､ .|`: : : : : ; : : ／ ∧ | `
. l ’彡ハ三ﾐ,’ " i-､ !ミﾐ´゛゛゛""" ﾄﾍﾚ ＿ ハ
,ヽ! =ﾘ ､i: :ﾐ ､＿ ノ .〆 i ,ﾍ/￣＼ 刈
{k ノ`-=-'ヽ / ｋ/ ヾr////.几 ｀¨フ . | .i￣＼ ﾚ´ ／￣:|'i/ ﾏ ､ ヽ
`戔 、 r-' .r-i ￣ , ∠イ ,| i |ｲ(・ )〉 ｨ狗 ! ∧ .〉 ﾘヽ |／,｡-
.i ー=＝＝ニﾆ` '.: i .ﾏ ! 厶ｲ i,从::!｀¨¨´ ｀ｰ ´ﾚ'８ﾉ从 !-ｬV
＼ ／ ｀', ｰ=＝-‐`, >'｀ー:. ８ﾙﾍi i
_i ＼＿＿＿＿／ﾄ､ ＼ ＿レ':.:.:.:.:.i:.:∧ （__人__） /ﾉﾙｼﾚ ヽ ` _／
＜ ! / ＞ ､.＿ _ !: z-＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:､＼. ｀ー ´ 〈刈ﾒｼ ＼ｰ彡 ／
-―‐く . : : : . . . . . ／//＞, ＜/ T:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽミ=--= '_／:.:.:.:〉 ｀ ヽ_／
/////＼ : : ＿ヽ .. /＿: : : :／////// !:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.} {:.:.:.ノ:.:.:{（￣＞、 ／/ゝ ///
l///////＞ ､＿ .` '＿, ＜/////// . . . |:.:.:.:.！:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 ┌──────────────┐
.l///////////////////////////////: : : : : : : . }:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ │ それからしばらくして―― .│
..l//////////////////////////////: : : : : : ｲ:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ └──────────────┘
i:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｜ .|:.:.:.:.:.:丨:.:.:.:.:.::.
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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241
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:06:10 ID:???
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l l / ./ ／/／ ///
l l ./ ./'"´.／ ／ /／/
ヽヽl l / ／ ／ ／￣￣"''＝==―
_,,.-｀―-､ l ./ ／／￣￣｀ヽ‐-..,,｀ヽ
. _/／ ／l l l ./／ ヽ｀ｰ..,,＿_,,..-''｀ヽl ,.ィ ┌─────────────────┐
ー=ﾆ二// ／／ミﾐl,.-‐ /彡 .l l ＼ ｀"''――''"／ │ 現在からほんの２週間程前のこと。 │
. / /// // ／"""""" | | l ＼＼―‐''"´ └─────────────────┘
/ ///＼ /ｨ / | | | l ヽ ヽ＼＼`＝=-
. / ///l ＼ l.| _,,..-''"| | | | .|＼＼＼｀二ﾆ＝-
l / l /l ＿ l| "´ l/l/ l | l.＼＼＼
l ./| .l | | 〈 でｯ､ _,,..- /ノl ||. | /ヽ ゝゝ
|/| l､| |.l ‐-｀¨′ ‐ﾆ..,,__ l l l | /
|. ヽl.,-､l l //|.l/ ┌─────────────────────────┐
. l |.l （ l ） l ///| | │ ２３歳となったギャル夫は、喧嘩の頻度こそ減ったものの │
‐､ _l l ヽ,.-､ ｀¨l´ ｀¨¨二l´ ,.-､//// .ﾚ │ 相変わらず非行の日々を送っていた。 │
＼＼,-' ヽ/ /-..,,_ヽ＿＿ノ / /ﾉﾉ从:::::｀ヽ └─────────────────────────┘
ヽ l::::::::::|｀''-r ､‐/ /::::::::,.-――-ヽ
. ﾍ l::::::::::l l .l/ /_::::::::::, ､::::::::::::::::}
＼ _,,..-'"＼::::::l / ´ 'ヽ／ /:::::::::::::::,'
. /::::＼: : : :／: l:ヽ/ ´ ／::::::::::::::::/
＿
,,..::´￣::::::::::￣:::..､
／:::::;::::::::::::;::::::::::::::::::::ヽ.
ｲ:::::／:::::::;:ィ{:::::i::::::::::::::::::::',
/::::::/::::::／ |::::::ﾄ､::::::::ヽ::::::::.
/:::::/::::::/ ｌ::::::| ';:::､::::ﾊ:::::::i
/:::::::;:::::/＿_ ';:::| ヽ::＼::}::::::| ┌───────────────────────┐
;::::::i´|::/ｧｭ､_￣ヽ. ﾏ!, -‐キﾄ<ﾍヽ:! │ いつものように仲間たちと街へナンパに繰り出し、 │
ｊ:::::ﾊj::ﾄゞ､lｔ.｡ﾘヽ ヾxｒ＝ｧｰｫ{ﾄﾍゝ‐(＼ ィ │ ターゲットを見つけ、強引に迫ろうとしたその時―― │
;:::::::/:::| ´￣ / ゞ-ﾟ-ｨ::ﾉ {_::::::::〉./ / └───────────────────────┘
ｊ:::::/:::::ﾊ u. :ｊ /:/ , -￣＞' {
/:::/::::/::::ﾄ. ノ:::{ ´ ＿ ｨ::ヽ.
/::; {:::/―/ ヽ ´ ｀ ..ィ::::::::i!｀ ｌ:::ﾊ::::|＼:::}
rイ￣ !::{ | l､ ＞ ィ７ﾘ ＼-l |/ i::j j/
ｊ ｌ |:j ｌ ヽ / | ｀! ﾄ. !/ {:i
/ | ﾘ L__ / j! ｲ! | ｊ ﾘ ﾉ::l
ﾘ ヽ､ i ヽ , -―! ﾘ| V:/ {:/
| ∨ l! ｊ /ﾉ ﾏｌ ｀
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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242
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:06:35 ID:???
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i l │
' ﾉ、 ｀ │
`ー-' ー---ｰ' │
{ ー― ﾄ,
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,ゝ、 .≦######|
∨:＞┬― ,ｨハ##Ⅱ###ﾄ､
∨|ヽﾉ ｀l¨´/| }##＞'': : ヽ､_ ┌──────────┐
V 从 / / |_zﾁ: : : : : : : : : : : :.｀.､__ │ │
ｲ/／/. 〉l r' |:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : │ 「化物」が現れた。 │
／:::::|......r＜/ | |::::::.. : : : : : : :/: ..:::::::::::::::::│ │
ｲ:::::::::::|....∧ j / |:::::::::::...: : : : :{:. . ::::::::::::::::::└──────────┘
{::::::::::::|../ ',| / |:::::::::::（* ）: : ',:. . .:::::::::::::::::::::::ﾑ
|::::::::::::ﾚ' ﾚ´ ﾊ:::::::::::::::::::::. :ﾊ .. .:::::::::::::::::::::::::::〉
〉::::::::::j / /::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ. . ::::::::::::::::::::::ｲ
ヾ:::::ｲﾉ. /o .ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::∧. . :::::::::::::::::::人
}:彡' j |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ. . .:::::::::::::::::::::ﾊ
j´:.ｲ ,' |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',. . .:::::::::::::::::::::ﾊ
{: : :.{ j |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',. . ::::::::::::::::::::::ﾊ
____ -─|: : :j |o .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ. . .::::::::::::::::::::::ﾊ
z=ミ:::::::::::::::::|: : :} | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ', . .:::::::::::::::::::::::ﾊ
-ｧ'¨¨´ヽ ＼:::::::::|: : j. | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｲ ', . .:::::::::::::::::::::::ﾊ
. / （ ,ｨ ', ヾ:::::|: : |. | 人::::::::::::::::::::::::::::::::::::人 ', . .::::::::::::::::::::::::
ｲ ｰヽ 〉 ', ';:::|: : |. |o ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミヽ',. .::::::::::::::::::::::::
弋辷二Y ハ__ノ ';:|: :ﾘ | ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',. ..::::::::::::::::::::::
｀弋二彡ｲ ﾘ:.∧. | ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', .::::::::::::::::::::
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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243
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:07:01 ID:???
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
/⌒^ヽ、 ／￣￣ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼______| ｜
∠;;;;;;;;;;__;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;| |
/⌒ヾ_／ ヽ、;;;;;;;;;;;;;|ｪｔｙ ｨｪｧ |ー―ヽ,
_,... 〈_l〉 , 〉| };;;;;;;;;;;;;;| (_人_),,. -′;;;;;;;;;;;;|
,ｨ ´:::::::: ´ ,_ヾ {_ノﾉ' /;;;;;;／/_ヽ____／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
,ｆﾉ)::::::::::::::::ミｰ-Y, /;;;／:::'、 ヽ|∧|;;;;;;;;;┌─────────────────┐
ｊ ー_ ミｰ-.:::::::::::火 /／:::::::::::', {＾ |;;;;;;;;; │美筆やらない夫というらしいその男は │
ﾐ::-'::｀:::::::::::::::::::;' 〉 /:::::::::::::::::::::', | /;;;;;;;;;; │見た目以上に強大だった。 あまりにも。 │
´彡::::::::::::::::::::::::レ1 〈::::::::::::::::::::::::} < |;;;;;;;;;;;;;└─────────────────┘
`辷x::::;:-‐ｖﾒ ﾉ ',:::::::::::::::::::::〈 | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶 , '" ￣＼__
｀ヾ-― 二',ｰ､_ ',::::::::::::__:::::}_ ', ヾ:::::::::::::::::::::::::::/ ／ --=__'二ﾆ、
/￣_,. -‐ {ヾ｀Xー､_ ヽ_／ ー{{{}こl{{|;;;;;;;;;;;;;〉=、};;| ／/ ‐- ..,, }＿,. ┴r
〉´ |. 廴_＼ﾄ､ `‐､ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ /∧| __／ / __ {__,, ∧
,' l ヽ、 ｀ } ﾊ `ｰ ､ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}::|| ,/ ノ ＼ ノ __ j ヽ
,' ,x＜⌒ヽ ', ､ ヾ()、 ｀＞ ､ _,.ｘ＜´￣｀ヽｰ.r- '⌒ヽ|_|」 _／/ 二二ﾆt∠==/ }
{ ´ ﾞi ＼ ､ '､ ,⌒ヽ '..j ,___ぅ^′ ._／iﾊ __／ } i i ＼/
| | ／,.. ､ |､､ ｀ ｰｌ0ｌ / l ',ヽ レ;;;;;;;;;;;;;;;| _,,.....:::::ﾌ'ﾞ ﾉ r iii{ / | | }
｜ l ,／ '’ ゝヽ｀ ヽ.! 辷- ､ ヾ _,. -‐ '" ;;;;;;;;;;;;;;;;;;|._,. -‐:::::::::::::::::::{ / / /iiiiiiiiiiiif ､ { ＼ |
ｌ い ,ｘ ´ ヽ｀ ヽ ﾄ、 ｀ ｰ- -‐ '";;;;/ };;;;;;;;;;; >'"::::::::::::::::::::::::::::::::::＼{V /iiiiiiiiiiiiii[ j| ヾii､ ヾ、 |
', ', ゝ lﾞﾍ._ 〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶 |;;; ／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii{ jViiiiiiiiiiiiiiiiih, 从
l ', _,.ィ⌒ ｀ヽ `-､ﾐヽ ∨;;;;;;;;;;;;;;;;} .／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiih､,,ﾉﾘiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiVレ'iiiﾘ
', V ´／ ｀ヽ､ ＞-ゝ--‐=≠¨} ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii.iif^
┌───────────────────┐
│ たった１人を相手に手も足も出なかった。 │
／VVVVVVVⅥ │ ５人いた仲間も、ギャル夫自身も。 │
／ ／ └───────────────────┘
r'´ ＞
／ ／ヽ／ ゛゛＼ ＼＞⌒ '"⌒ ヽ、
/ ／;:;:;:;:（ ﾒ ゝ' ,ミ| ;:;:;:;: ＼
. |i│u. _ノ′ヽ､__;:;:;:}_} ヾ ,; ＼ ,rｰ､
ﾄ |｡(（-‐） ==- ::｡ §'′⌒￣￣`￣￣￣ヾ｀ヽ ヽ
（ ヽ'"（__人___）"'__ ,ノ ヽ､_＿＿＿"_＿＿,､___ｿﾉ__ﾉ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
.
244
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:07:26 ID:???
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
┌─────────────────────┐
│ １０年ぶりの敗北に、ギャル夫は深い怒りと、 │
│ それと同じくらいの諦めがあった。 │
└─────────────────────┘
┌─────────────────────┐
__ミWｼ＿＿_|》ﾉ __ │ 「あれは生まれついての化物だ」「土俵が違う」 │
| |／ Ｘ ＼/ ＼ ＝＝＝＝==| | │ そう思うことでしか気は収まらないし―― │
彡 （〇） ＼ ＼//＼ | | └─────────────────────┘
从 （__人__）ﾞｰ‐ §从 | |
_rーー‐‐- ､_ §ﾙ￣ヽ＿＿_| |
__ノ￣￣￣￣｀ ヽ__`-ー´⌒ヽ＿ノ .／| |
／￣ ヽ_ _ ーー ヽ__ ヽ、...／┌───────────────────────┐
ノ ｀ヽ／| │ 事実、曲がりなりにも喧嘩で上り詰めた者として │
/ ) |／│ 何人がかりでも絶対に勝てないという確信があった。 │
／ | | └───────────────────────┘
／ |／
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245
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:07:51 ID:???
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┌──────────────────┐
│ 負けたことで仲間は半ば解散。 │
│ 多くの者がギャル夫から離れていった。 │
＿＿ └──────────────────┘
. i ヽ /⌒ﾊ /⌒ヽ. /⌒ヽ
. | r'} ＿. {彡'ノ {__{＾},|. {iNｌNｉ} i⌒)
＞-‐<,___. （ ） /￣￣ﾊ ／ |i |￣＼ /￣￣＼ ﾊ￣ヽ
. ／. /∧. ﾊ￣ヽ .|.i i__|＼i ﾘﾉ !/ . | iﾊ. |.|. |.|
| i { ヽ |.| |.| |.|. ! | |}. | | | }. |.|. |.|
{ |. ∧ } |.| |.| |.|. |..| ||＿＿___| | ┌─────────────────────┐
. `| ∧イ.. LL__｣｣...L|＿＿｣ ∨ i ヽ}. | │ 「力」で上に立っていた者がその「力」で、 │
. |. |｜.. | _ | | _ |. V 个 |. L│ 真正面から負けたのだからそれも必然だった。 │
. |. |..Ｌ、..| | | | | |. |....._|_.....|. └─────────────────────┘
. |. |mh . | | | | | |... |...__}__...|. |.....|.....|. L.｣_.」
. ト‐--t‐-‐'ﾞ|￣.. L.｣_.」 | | | |. __}__ .|. |.....|.....|
. | _∧. |. L_.｣__」..... } _}_ { |.....|.....|
. { 7 } | }___}___{ L__{につ.
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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246
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:08:16 ID:???
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／ﾚVVVVVVVV ｲ
／ ／ ┌────────────────────┐
. : . : : . ／ ∠ │ それから少しして、怪我は治ってきたが │
.:.:.:.:.:／ ／ヽ／＾＾＼ x≦⌒ │ 何か上手くいかない日々にイライラが募る。 .│
):::::::）／ （ 〆 ミ └────────────────────┘
（:::::::( ′_ノ ヽ_ ﾑ ヾ
＼:::ヽ（―） （― ）儿§从 ゝ
ヽ::| （__人__） ﾌ「 §ﾙ′
・━( ヽ f ｉ o ﾟ ヽ
| ゝ＿ ＼ }
| l＿__＼ ｀´ ／
＼＿＿__＼__／
┌───────────────────────┐
│ それが最高潮に達したある日、 │
│ 残った仲間の１人であるギャラナイ夫から一言―― │
└───────────────────────┘
-‐ '´￣￣｀ヽ、
／::::::::::､::::::::::::::/ て
∠／::::::::/'´￣￣｀｀ ヽ
ノ／/::::/ シ .ヽ、ヽ ｜
ｲ /: :从 （●）（●） ﾚレ|
. |ﾊ | （__人__） ./ﾉ
ｲ| ｀ ⌒´ ﾉ イライラしたんならよぉ～
ヽ .川 .}
ヽ_/ } . ﾉ やっぱ「女」っしょ？
/⊂ ＼∩ノ ⊃
(〆 ⊂ ／ ＿ノ |
.＼ “ ／＿ /
＼ ／＿＿／
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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247
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:08:41 ID:???
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┌────────┐
│ その直後―― │
└────────┘
∨.:.:.:.:.: : : : : ∨ //}: :/i : :ﾊ:} ∨:ト! ｜:::|::::| |／ !:::::::::|
|.:.:.:.:.:.: : : : : : ヽ :::::::::: /ｲ.:./:.ﾉ.:/〃 |:::ハ ,::::::|::::|ノ !:::::::::!
ｌ:.:.ｉ.:.:.: : : i: : : : ; 、 ::::::/.:.:.:〈 :ヽ//′ |::::::::l ′ /:::::/::/ ∨::::ハ
ヽ|､.:.: : : ｉ: : : : i {::::｀ﾌ ／:.:.:.:. :}: : } ｌ::::::::ゝ 'ゝ /::: /!:/｀＞ 、 ∨:::::∧
ヽ.:. : ｉ:.:. : : |丶、｀ ´ _. .:´.:.:.:.:.:. : / : ﾉ Ⅵ:::::::!::!＞ 、__ ＜|:: /ｲﾘ:: :|: :: :＞ 、 Ⅳ::::∧
ヽﾍﾊ:.: : r'ト､__,＞ " }へ_.:.:.:.;∠.／ ｀| ﾄ:::|::|／:/:/ ヽ ／!／ /:: :|: : : : : : :ヽ!:::::::::∧
, イ⌒¨¨´ {ヾﾉ { ｛ﾍ ／ _ﾉ／ ＼ |::ゝ'´: /: ／ァくヽ. /:: : :!: : : :: :: :: : :＼:::::∧
/ ｜ ﾆ _レ' 人_＼} ／ ｀７´ ヽ ｆ｀: : : /: / //ﾊ ｆい /:: : :｜: : : :: :: :: :: : :ｌ::::::∧
,′ | ／_ニヾ_f___ﾆ ｀ヽ / ﾉ V |: :: :: :＼{〈ﾚ'」 ﾄし ﾚ′: :／: : ／: : : : : : : |:::::ﾄ!:|
{ ヽ/ ｰ-､ }ﾉｲ-‐ { lﾉ′ }
／ ／ ﾚ'" .::::レ'" /.|
／レ' ./ .::::/ .:::/ :ﾚ'!
／ i / ー-､/ .:::/ / ,
入/ ∧ / ヾ ￣｀ﾍ /／/
／ ./ /-‐-､__ / ／＼ ﾍ .i .∠＿＿_
／／./ /,ｏ ｏ ノty'"￣¨ ヽ | ..::::::／
... ／ｲ´ { | .,y-＜ .{ i y‐-､ i .| ﾍ::::::＜＿
/ ./ r'"i i./ ｲ::} i ゞ /.{::::} ) .| i :∧ー─'"
. ｿ .i ./}'"{Y弋_｀´ィ ＞､ノ .| ./ .',
. ´ | / 〉-}. 〈 .人 } | .,' ∧i: ', ┌───────────────────────┐
| ∧ { ﾉ ｀ー〈 ｿー'" .!ｲ ./ﾍ::l ヾ │ 誂えたように２人の少女が歩いているのが見えた。 │
ｿ ', ﾊ､ ｀ー' ´.|∧ Ⅳ └───────────────────────┘
. ｿ ＞─⊂¨ヽ__ノ´ヽイ¨´ ｿ .ﾙ
|__,＼三三 ｀i ／三ﾆ/ .:/
ﾊ ＼_z='"! ﾉ三三/＿/!
|::', ＿人 `¨＜三三/ .:/::|
|::{.＼_入 ｀{三三}￣￣ /::: |
|::｀ー─ '"ー‐───一'"::::: |
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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248
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:09:06 ID:???
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ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
.＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼
彡 〆 ノ ヽ､_ ＼ :ｉ ┌──────────────────────┐
ｲ 从§（ ○） （＜） 从 │ そこからの記憶は途切れ途切れで曖昧だが、 │
#乂ｲ§ u （__人__） ,ｲ │ ハッキリとしているのは「また負けた」という事実。 │
／ ｀⌒┃ | └──────────────────────┘
（＿⌒) .| .｜
ｌ⌒ヽ ＿ﾉ |
| r ` ）__)
（＿ノ ￣ ／ ／
（＿_^)
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| (＿人＿) ｌ
＼ イ
＿{介ー -=彡へ、
/:::::ゞ_〉,｀ヽ 〃 }＿/:::::＼
／{:::::::::::::0| ｀V ノ｀ヽ::::::: ┌──────────────────────┐
／:::::::::::::::::::::::| 〈 { Y::::│ それも美筆やらない夫のような「化物」ではなく、 │
／:::::::::i::::::::/::::::::| } 八 ノ }│ ただのちっぽけな高校生を相手に。 │
{::::::::＼:j／/:::::::0:| i ｀T､_／ └──────────────────────┘
∨::::::::∧ ,::::::::::::::! { ∨＼::::::::::::＼
.∨::::::::::い::::::::::::| ; ':::::::＼::::::::::::〉
＼::::::/:::::::::::0:| i ':::::::::::＼::::/
ヽ{:::::::::::::::::| { '::::::::::::{｀¨
|:::::::::::::::::! ハ |::::::::::::.
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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249
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:09:31 ID:???
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/ ∨
/＿__ ∨
.| | | /./ / ｀
.| | | ././ / ＼
:| |: i! ≧s。 /./ / ´｀ヽ .|
.!Ⅶ :| ｀ヽ ｛/ / ｛ ， ! i
∧ .| .! ＿- ＼ 人 _ノ //
..∧ :|￣￣'＞― ==―く￣ ｀ ' （ ￣￣ ｀ヽ ┌───────────┐
. ∧ /' ｛ ，｀ ｀ - ー――― │ ギャル夫は狼狽した。 │
.. .∧ | |i `,ー-_ﾉ／ , └───────────┘
∧ ! ＼ ／ ／〃 /＼ ／
....∧ :| ○ （＿_/＼ ／ ー―,
...∧ / ー―― ―――――― ､ ┌────────────────────┐
∧ | L_／./ ＼ │ 「あんな雑魚にオレが負けるはずがない！」 │
',| ｛/// ＼ │ 「何かの間違いだ！」と。 │
| ｛/ , └────────────────────┘
| i/ i __ノ
| ､ﾍ i
＼ヽ ∧. ┌─────────────────┐
..＼ ＼＼ ／／::::＾ │ プライドと人生の半分をバラバラに │
.＞｡. ー――― ／:::::::::::: │ 砕かれた気分だった。 │
／ ￣￣￣￣￣￣｀ー―――― ´::::::::::::::::::: └─────────────────┘
／ .. :: :::::::::::::::::::::
.／ ::::::::::::::::::::::::::::::: /
=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=‐=
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250
名前：節穴◆kVbjlaeyTA[] 投稿日：2020/12/24(Thu) 22:09:57 ID:???
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┌────────────────────┐
│ .その時、どこからともなく怪しい男が現れた。 │
└────────────────────┘
┌────────┐
│ 男は言う―― │
└────────┘
l ,i `'. ,ll!ﾞ廴,l､.彡 ､,,. ＼""'ﾍ ｌ
.l l乂i'ﾞ ,l ",ﾞ'l,, ﾘ;:;:;:;:;:;:l
'〈 l {、l､ lll, li､'ﾞ＼,,_ 、丶'ソ l丶
::'l ;丶 ヽ.ﾞﾞﾞl, ｀lii r :ﾞ＼ 'く-､':,〈ｖ′ l 〉
::,,,,,,,,,i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!,_》;㍉l,,ＭＭ., liiiiiii,,、 ト､.,、 ﾞ" / ﾉ
ﾞﾞ!ﾞi!i!i!i!i!i!＿;;;;;;;、;;ﾞﾟ,!;'､`ﾞ'ﾞ″WWﾍ l!´｀!iiiiii,,,,,、 ﾞ＾｀ヽ､.,_、. ./´
;｀丶｀;;;.;;｀｀~ﾞｹll,,,:,,!、;;;＼;、｀;;｀ﾞ'ﾍ |｀'Y,:匸~"""iiiiiig,,.,:、: ｀｀''',,lｬ' / γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
,,,,,,,,_、、;｀.;;;;;;;;;;;;.ﾟﾗx,,;;;;;:｀ﾞi､;;;;:;;::::::ﾍ ﾞぐ''｀:'ll,,、 二 ﾞﾟ了iiiiiiiiiiiﾞ’ /i!i!,､ ｜ キミ、力が欲しくはないか？ |
i,,_;;;;;;;;;:;＼ﾟ''x,;|‐､、::::;:::::::: ﾍ ﾞ＼ ｀ﾞﾞlli,,,,_、 .,l ::,《° /i!i!i!i!i!i!i! 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
-,,,,,,,,,、::::;;::;ﾞﾞﾞll,,;::::;::::ヽ,:ﾞﾟ!i,,:｀∴｀::::::::::ﾟﾍ ﾞヽ,、 ﾞ“‘";'::'ノ｀ ,i!i!i!i!i!i!i!i!i!ii!i､
ｘ,,;'､;｀`'‐、:::::::ﾞﾞllil,,、:::::ﾞi､:::"i､::::｀:、:::::::"'冫. `"""""""=．:、ｉTTTT.,i!i!i!i!i!!""｀ヽ
:::ﾞﾟXヽ:::::::::::｀::::::ﾞﾞllllli,,:::::::ヽ::::ﾟ!i､::::｀､、:::::::ｆ,!、 /,| | | |i!i!i!i!ﾈヽ:"::::::::ﾞli､
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