普通のやる夫板短編所part11
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名前：普通のやる夫さん[] 投稿日：2018/02/12(Mon) 15:56:24 ID:2fd507e4
ここはやる夫系作品の短編を多くの方から募集しているスレです。
処女作、テスト作、数レス作等、短編ならば何でも受け付けています。
【投下について】
・トリップ推奨です(名無しもOK)。
・投下前には一呼吸おいてリロード。
・投下開始・終了の宣言はしましょう。
・作品に使えるレス数は1～150レスです(開始・終了の告知は除く)。
・直前に別の投下があった場合、1時間は間をあけましょう。
【禁止行為】
・性的な描写（少年誌的エロなら有り）・グロテスクな描写
・歌詞の引用を行った書き込み
・即興・安価
・荒らし、又はそれに準ずる行為（暴言、誹謗中傷等）
次スレは>>970を踏んだ人が立ててください。
Twitterのアカウントを取る必要はありませんが、可能であれば共用スレへの切り替え(>>3参照)をお願いします。
皆様のご利用お待ちしております！
※前スレ
普通のやる夫板短編所part10
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1507514742/
2
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 15:57:39 ID:2fd507e4
【過去スレ】
普通のやる夫板短編所【テスト版】
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1426938325/
普通のやる夫板短編所part2
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1441546501/
普通のやる夫板短編所part3
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1449322720/
普通のやる夫板短編所part4
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1454503284/
普通のやる夫板短編所part5
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1467533071/
普通のやる夫板短編所part6
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1475421307/
普通のやる夫板短編所part7
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1486908406/
普通のやる夫板短編所part8
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1492320976/
普通のやる夫板短編所part9
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1500819052/
【酉・自動投下テストなどに】
テストⅢ
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1496578715/
【管理スレッド】
Yaruyomiとかの雑談スレⅡ【たまに管理】
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1473561044/
Yaruyomiとかの雑談スレ
ttp://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1390692793/
【まとめサイト】
（移転済）
やる夫短編集 あしゅら編
ttp://mukankei151.com/wp/
【作品ページ】(part3途中まで)
ttp://bbs.yaruyomi.com/ban/work/94192190a37e0712bf670a8fa4262790
3
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 15:58:10 ID:2fd507e4
【共用スレへの切り替えについて】
973 名前：◆Y0H0G.GOFk[sage] 投稿日：2016/09/10(Sat) 12:41:26 ID:???
【普通のやる夫板】
共用スレへの自動投下機能を追加しました
共用スレへの設定は、それぞれスレ立てを行った方が、
ユーザーページの「スレッド管理」から共用スレへの切り替えを行ってください
とりあえず、テストスレを共用スレとして設定していますので、
お試し頂ければと思います
※
レス設定（最大文字数など）は今までどおり
コテハン/トリップが一致する場合のみ適用されます
また、掲示板全体で使用しているフレームワークを変更しているため
エラー等発生する箇所があればご報告頂ければ幸いです
976 名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2016/09/10(Sat) 14:52:43 ID:81bb81a9 [1/2]
機能追加乙です
質問ですが、既存のスレや、Twitterアカウント無しで立てられたスレについては、
こちらで管理人様に申請すれば、共用スレへ切り替えて頂けるのでしょうか
978 名前：◆Y0H0G.GOFk[sage] 投稿日：2016/09/10(Sat) 15:42:50 ID:???
>>976
スレッドと Twitter アカウントを教えて頂ければ関連付けますので、
その後はユーザーページから共用スレとして設定下さい
Twitter アカウントを公開したくない場合は、
メールでご連絡頂いた後、こちらにトリップ付きで書き込んで下さい
4
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:16:18 ID:2fd507e4
前スレの続きから投下します。
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名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:16:48 ID:2fd507e4
, ⌒ﾊ ﾊ⌒ 、
j::::::::: ,:: ⌒Ｙ ⌒/ .:: i
ﾉ::::::::（ ..::: ヾ)'::: i
ﾙ:::::γ:::::: ﾉy: :ﾘ
Y ﾉ :::::::::::::: :ﾙﾘﾉ ） 姿を変え……人間に化け……
ﾘ:::::::::::::: （ この歳までやってきたのに……
（:::::::::::::: ) どうして……！どうして最後まで黙っていられなかった！！
）::::::: （
（,（.( ﾙ ﾘ ﾙﾘ いﾉ ））
）::: （
/:::::::: ヽ
-───―――|:::::::::::::: ＼―──────
|:::::::::::::: 二つ
＿＿＿
／ ～～～ ＼
／ ～～～～ ＼
／ ノ Ξヽ､_ ＼ あー、うん……
| -（◎）―（◎）- | それなんじゃがな……
＼ ｌ^l^lｎ__人__) ））::::. ／
／ヽ L⌒ ´
ゝ ﾉ
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名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:17:01 ID:2fd507e4
＿＿＿_
／⌒Ξ`ー＼
／（ ◎）―（◎）＼ お前に殺されんでもな、残念ながら、
／:::::（ （（__人__）））::: ＼ 近いうちに わしは死ぬんじゃ。
| |r┬-/ ' | 自分の身体の事は自分が一番わかっとるでな。
＼ `ー'´ ／
＿＿＿_
／ ～～～＼
／（◎）―（◎）.＼ だから、死ぬ前に、
／:::::（ （（__人__）））::: ＼ わしはずーっと昔からお前に、雪女に惚れてたんじゃよ、ということを
| /| | | | | | 伝えておきたくてな。
＼ (、`ー―'´, ／
￣￣￣
ノし
て
, ⌒ﾊ ﾊ⌒ 、 (
j:::::::::ヽ ,ﾍ^ ⌒ Ｙ ⌒ヽ/ .::::::::ヽ
ﾉ:::::::::j（ﾉ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)'::::::::::::〉
ﾙ:::::ﾘγ::..:::::..:::..,ﾍ、: : : :: ﾉy:::::::ﾘ
Yyﾉ ﾉ :ﾉ...:ﾉ ノ ､,, ヽ ::::::） ﾙﾘﾉ
ﾘ::::::(- （◎）―（◎） ）
. ﾊ::::ﾊU〃 r‐ｧ ヾ ） ) ジジイ！？わしの事、気づいて……
） ) ） ヾ ￣ 〃 ﾊ（
（,（.( ' ﾍ い ﾉ:::））
ノ/）` ヾ ｿ￣（( 、
7
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:17:19 ID:2fd507e4
＿＿＿_
／ ～～～＼
／（◎）―（◎）.＼
／:::::（ （（__人__）））::: ＼ そりゃまあ、心底惚れた相手の事じゃもの。
| /| | | | | |
＼ (、`ー―'´, ／
￣￣￣
＿＿＿_
／ ～～～＼ まあ最初にぶつかった時はわからんかったけどな、
／（ ◎）―（◎）＼ その後すぐに気づいたわい。
／:::::（ （（__人__）））::: ＼ 姿を変え、人間に化けてるが、
| |r┬-/ | こいつはあの日の雪女じゃな、と……
＼ `￣'´ ／
8
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:17:34 ID:2fd507e4
＿＿＿_
／～Ξ ～＼
／（ ◎）Ξ（◎）＼ いやー、ようやく話せてスッとしたわい！
／:::::（ （（__人__）））::: ＼ 便秘で詰まってたウンコがドバっと出たような気分じゃわ！
| |r┬-| | ガハハハ！
＼ `ー'´ ／
＿＿＿＿
/ ⌒ΞΞ⌒ ＼
./(ー）―（◎） ＼
/::（（（_人＿）））::::: | さ、殺すなら殺しとくれ。
| ー .| でも痛くしないでね♪
＼ ／
, ⌒ﾊ ﾊ⌒ 、
j:::::::::ヽ ,ﾍ^ ⌒ Ｙ ⌒ヽ/ .::::::::ヽ
ﾉ:::::::::j（ﾉ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)'::::::::::::〉
ﾙ:::::ﾘγ::..:::::..:::..,ﾍ、: : : :: ﾉy:::::::ﾘ
Yyﾉ ﾉ :ﾉ...:ﾉ ノ ､,, ヽ ::::::） ﾙﾘﾉ
ﾘ::::::(- （◎）―（◎） ）
. ﾊ::::ﾊ 〃 r‐ｧ ヾ ） ) ……
） ) ） ヾ ￣ 〃 ﾊ（
（,（.( ' ﾍ い ﾉ:::））
ノ/）` ヾ ｿ￣（( 、
9
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:17:57 ID:2fd507e4
_／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／__／
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==
ｌ｣/'' l｣/'' l｣/'| l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/'' l｣/''
─= ‐ ┠─┠─┼─┼─╂─┼─┼─╂─┼─┼─┨| |
─┨ ┠─┠─┼─┼─╂─┼─┼─╂─┼─┼─┨| |
─┨ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ┼─╂─┼─┼─╂─┼─┼─┨| |
─┨ | ったく…… | ┼─╂─┼─┼─╂─┼─┼─┨| |
━┫ | とっとと死ねクソジジイ。 | ┷━╋━┷━┷━╋━┷━┷━┫| |
//┃ ゝ__＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,ノ /////┃//////////┃//////////┃| |
━┛ ┗━┗━━ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ┛|＿|＿
二二二二二二二二二二二二二二二二 | やかましいわクソババア。 | 二二二二
二二二二二二二二二二二二二二二二 ゝ__＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,ノ 二二二二
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,,.,,. ,,.. ,,.. ,,,, ,,,, ,,,,
,.., ,,.. ,,,
10
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:18:15 ID:2fd507e4
┏━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ それから数日後―― ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━┛
.
11
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:18:27 ID:2fd507e4
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ 安らかな顔で亡くなっているお爺さんが 近所の人によって発見されました ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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:::::: :: ＿＿＿_ ::::: :::: :::
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::: | :: .（＿） （＿） | : ::::
::: ＼ （ （ （__人__）））,／ : :::
:: ノ ｀ ⌒´ ＼ : :::
／´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ しかし一緒に暮らしていたはずのお婆さんの姿は家には無く、 ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
12
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:18:42 ID:2fd507e4
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ 何かが溶けたような跡が残っているだけでした ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿_ ＿_
,,,＿_＿_＿_＿__,イ::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
｛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
＿廴:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ
（￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ー- 、
..`ー､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::と_
ゝ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀:::、
｛.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j
｀￣￣ ¨´ ﾟ゜ ￣ 廴::::::::::::ー'''''':::::￣::::::::;;;;;￣
13
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:19:02 ID:2fd507e4
。 o ゜ . 。 ﾟ o 。
○ ﾟ 。 ゜ o o o
o ○ 。 . ゜ ﾟ
o ﾟ 。 o 。 。
o o . ゜ ゜ ○
。 ﾟ o ○ o ﾟ o
゜ o ゜ ｡ ○
゜ ○ o o o ゜ 。
o ゜ . ○ ゜ ゜ o
_＼ _ ゜ ｡ ｡ ゜ o _ ○￣￣
○ ＼ o ゜ ｡ ／ ／
￣￣|＿_ ＼＼ 、 ｡ ゜ ﾟ ○／／｡＿_|￣￣￣￣
∃ | | | ｌ l ゜ ゜ ｡ ｌ ｌ | | |○田 田
|田 | 。| | ｌ ゜ ゜ ｡ ゜ ｌ | | | 田| o
∃○| | | |｡ ゜ . .. ... .. ... . ... ...゜ . .. .. .. ｌ |。| | ｜ 田 田
|田 | | ｌ‐ ..... .... ..... -| | | 田|
∃ | |○― .... o .... ○ ..... ― | ｜ 田 田
o.... 一 .... ○ ... o .... ー- | 。
― ￣ o ⌒ ￣ ― -
.... .... ⌒ o .... ....
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ある冬の日のお話 終わり ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
14
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:19:26 ID:2fd507e4
以上で投下終了です。
15
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 16:42:27 ID:ed315704
乙
ああ、便所が近いって言ってたから
16
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 18:38:55 ID:4e969cff
乙
物悲しい
17
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 18:52:48 ID:512d97fe
おつ
最後に言えたわけだ
18
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 21:21:32 ID:0c62f2ce
乙だよ
19
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/12(Mon) 23:36:06 ID:2e92b9f5
乙
20
名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2018/02/13(Tue) 19:52:06 ID:64063d06
乙
>>15
お前のせいで読後感台無しだよｗｗｗ
21
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:46:42 ID:38a3ad2f
前後宣言含め87レスお借りします。
タイトルは『喫煙所一景』です。
それだけの話。
※未成年の喫煙描写があります。ご注意・ご了承ください。
22
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:46:58 ID:38a3ad2f
,: ' / ' / / ,:'/, :'/ /' / / ,:'/,: ' / ' / :'/ /' / / ,:'/,: ' / ' / / ,:'/, ' / ' / / ,:'/,
:'/ /' / / ,:'//,: ' / ' / / , , :'/ /' / , :'/ /' /
/,: ' / ' / / ,:'/, :'/ . . ,ｲ ,ｲ ,ｲ,ｲ ,ｲ ,ｲ ,ｲ,ｲ ,: ' / ' / / ,:' : ' / ' / / ,:'
/' / / ,:'/,: ' / ' / / ＿_/.ﾑ_/./ ﾚ'ﾚ' ＿_/.ﾑ_/./ ﾚ'ﾚ' ./' / / ,:'/,: ' / ' ' / / ,:'/,: '
:'/ /' / / ,:'//,: ' / . ヽ=, ,.--., .二7 ヽ=, ,.--., .二7 ､＿＿＿＿＿ / / /
/,: ' / ' / / ,:'/, :'/ . /″ .// /″ .// ,ｲﾆﾆﾆ Z ｀￣￣￣￣￣ ./ / i
/ / ,:'/,: ' / ' / /.il/,. // // /´ ,ｲ Z/ /' / / ,:'/ , | '
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:'/ /' / / ,:.|￣￣￣|il/' / ,: ' / ' / :' /.. /´ / / ,:'/, / i＿_ _|｣iiiiiiiiii
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,:'/, :'/ /' /|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiｉ|i, :'/ /' /' / ' / / ,:'/, :'/ ｢|「!|￣￣￣￣￣ ￣|, '/ , /.|ii|_|ii|iiiiiiiiiiiiiii.
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/, ' / / / |iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiｉ|i/:, ., '｢||三三三三三三| ,:'/,: ' / / .|i| |:liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii| , /., '/|ii|_|ii|iiiiiiiiiiiiiii.
,: ' / / /／iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiｉ|i, '/:, .|:||三三三三三三| ,:'/,: ' / / .|i| |:liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|, '/ , /.|ii|_|ii|iiiiiiiiiiiiiii
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,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiｉ|i, '/:, .|:||三三三三三三|:-‐'''''''"""￣￣"|i| |:liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii| ,,,,,,,,,,, |ii|_|ii|iiiiiiiiiiiiiii
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23
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:47:20 ID:38a3ad2f
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
今日は、嫌な日だった。 ここのところ、良い日などというものはとんとない。
昨日を上回る嫌な日を、旧三級品の煙草は癒すこともなく、寧ろ鬱屈とした気分にさせてくれた。
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》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《
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￣
／ ＼
/ ､
| i
| ´￣ヽ | ――シャッターだらけの商店街
〉 fﾇア |
/ .i 雨は止まずに俺一人、安い煙は露に溶け……なんてな
/ {
` |
*=≠斤Y. ヽ￣` |
__／￣＼ﾉ l _／ ＿_ -￢
┌‐'￣￣}┐ } ￣] -─ ＿,. -─ﾍ
__￣} }（_/} _/;}-‐ . ´ ＼
{ } } } } /:i:}′ ´
{ し'¨´, / {:i:i:} ／ ／
__{ ,}／ ／〉:i:}.／ ／ '，
/∨ 厂{ ┌く /:i:ｉ:' ／ ／￣￣￣＼ ；
/ / ｀ ー==〉┌┘ /:i:i:/ , ／ ／ ヽ .........|
, 〈_/ /厂｀ヽ{ .:i:i:ｉ/ ../／ ／ |
24
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:47:38 ID:38a3ad2f
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行き交う人も少ない商店街。 元煙草屋の横、寂しく放置されたスタンド灰皿。
その隣に居る俺までも、忘れ去られた景色の一部になったかのような錯覚を覚える。
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――否、帰り道のルートとして使っているだけであろう人々が、疎ましそうに俺を見ている。
肩身の狭い世の中だ、と常々思う。 いっそのこと、犯罪者にでもしてくれればいい。
どちらにせよ、その嫌われ具合が、それだけ俺が忘れられたものではないことを示すのだ。
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25
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:48:10 ID:38a3ad2f
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. （ （. （ー）（ー ） | （傘は雨を防ぐもんであって、煙を防ぐもんじゃねぇんだけどな）
）::） | | |
（::（ l __｀___ |
. ヾ. ／ ｌ （アーケードもないのが悪いとも言えるけど、そこまで嫌なもんかねぇ）
ﾞ .{ ./
ヽ ノ
ﾉ ヽ
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皮肉を垂れてみたところで、べつだん被差別者としての痛みがなくなる訳でもない。
雨に孤独に嫌悪の視線。 嫌な気分になった日に、どうして俺は、こんな場所で煙草を吸うのか。
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26
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:48:26 ID:38a3ad2f
／￣￣￣＼
／ ＼
./ ヽ
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l l 昔は、あったらしいよなぁ
.l l
ヽ l 喫煙者に優しい時代、っていうのが
ヽ l
.) __,,..／
／＝＝=､_〈
／ ＼
／ ヽ
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l .l l l
l l . l l
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『そんな時代に生まれていたら、きっと煙草を始めずに済んだだろう』
自己満足のそんな仮定に、俺は自らの若さを数多恨みつつ咳を払う。 ここは少し、肌寒い。
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27
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:48:45 ID:38a3ad2f
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――雨煙の向こう側に、また一つ、新たな人影が見えた。
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28
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:49:01 ID:38a3ad2f
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折り目正しいセーラー服にに、膝を隠したプリーツスカート。
濃紺のハイソックスと、よく手入れされた革のローファー。
模範的で教科書的な着こなしは、きっと煙草など大嫌いなのだろうと思わせる姿だ。
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29
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:49:16 ID:38a3ad2f
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／ 「 ＼
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| ｜ | （へいへい、わかってますよ。 っと）
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燻ぶる煙草を持った手を、灰皿の後ろに隠す。
どれ程意味があるのかは知らないが、俺なりの礼儀と、降伏意思に近い矜持だ。
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30
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:49:30 ID:38a3ad2f
ﾋﾟﾀ.......
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ふと、制服姿の彼女が立ち止まった。 俺の立つ場所の3,4歩手前。
すわ煙草が嫌いが過ぎて、見知らぬ俺にまで禁煙の勧めを飛ばしてくるのかと、身構える。
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31
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:49:44 ID:38a3ad2f
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――彼女が、年頃の女の子らしい傘を閉じながら軒下に身を寄せる。
そして、やや低い背の彼女は、こちらを見上げるようにして敵意などないとばかりに微笑んだ。
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32
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:49:58 ID:38a3ad2f
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口元以外の表情は、偏執ささえ感じる長い前髪によって隠されている。
意図が読めないな、と思う他に、『髪型だけは校則違反だな』と見当違いな考察を得てしまう。
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33
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:50:17 ID:38a3ad2f
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傘を畳み終えると、彼女は意外なことを口走った。
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お兄さん il八: : : |: : : |: : :/ : : : : : : : |: :i|: : : : |i
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何吸ってるんスか？ i|: :|: 个Ｎ: : |;/ ＼: : 从 : |: :i|: : : : |i
i|: :|:.八 ヾj ､ ｀＾xxxV : i|: : : : ﾘ
. 八.:|∨_;>､ 、 _ . ｲ: : ﾘ : ;／
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名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:50:34 ID:38a3ad2f
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……見知らぬ人間に道を訊くでもなく話しかけてくる若い女には、あまり油断しない方がいい。
雨宿りの暇潰しというのならばまだしも、彼女は立派な傘を持っているのだから。
兎に角、喫煙者にわざわざ近づいてくる相手に遠慮をする必要はない。俺は煙草を口元に寄せた。
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| ´￣ヽ |
〉 fﾇア | 何って、煙草
/ .i
/ {
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*=≠斤Y. ヽ￣` |
__／￣＼ﾉ l _／ ＿_ -￢
┌‐'￣￣}┐ } ￣] -─ ＿,. -─ﾍ
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{ } } } } /:i:}′ ´
{ し'¨´, / {:i:i:} ／ ／
__{ ,}／ ／〉:i:}.／ ／ '，
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. : :´ ￣￣ ｀ヽ、
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. / :/ : : : : : : : : : |: : : : ‘,
: : : : : : ｉ: : : : : : ｉ|: : :i|: : i
i|: :|: :| : :|: :_ノ : :从 : :i|: : | そうじゃなくて、銘柄のことなんスけど
i|: :|: :| : :|: : : : :/ ＼i|: : |
. 八.:|: :| : :|: :u／ ' :|: : ;
:Ｎ:| : :|i／_ --r'.二ヽ/
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. / ｀ヽ､:.:ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
′ 〈` Y＼｀7ｰ┘!
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会話を遠まわしに拒否する態度に気付いているのかいないのか、彼女はそれでも話題を続ける。
煙草に興味を持つ年頃ではありそうだが、彼女自身がそう見えるかと言われれば別であるのに。
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名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:50:55 ID:38a3ad2f
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隠している間に、フィルターから後ろが随分短くなってしまった。
貧乏性に最後の一口を吸って、水の張られていないスタンドに放り投げる。
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へぇ、知らない名前っス i|: :|＼: |: : : |: :∧: : : : :i:|: : |: :i|: : : : |i
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36
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:51:13 ID:38a3ad2f
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それはそうだろう。 コンビニで見掛けることなど余りに稀な、極度にマイナーな銘柄なのだ。
彼女の同級生が粋がって吸うような銘柄に比べれば、その知名度の差は大きすぎる。
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――知 ら な く て い い 煙 草 だ よ
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ヽ ／ｨﾍ／
｀__ ノ ,' ／ .）／
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.／∨======＝＝.∧ ツ . ', )） ｨヾヽ／
ﾏ:::::∨.＼／＼／＼∧ ｰ┼”.} ./( 弋,イ
.ﾏ:::::∨／＼／＼／ ∧ ノ | ヽし': :ヽ
..ﾏ::::::∨__／＼／＼ ∧ （(,ｲ: : :: :V） ／¨⌒｀ヽ
ﾏ::::::∨ ＼／＼／＼∧ ､ゝ: : : :(ﾉ} Y′ |
. ﾏ:::::::∨／＼／＼／ ∧ ヽ: :: : : :: :/ / /
. ﾏ:::::::∨__／.＼／＼ .∧ ゝ;:; :;从;ノ .／ /
. ﾏ:::::::∨ .＼／＼／ヽ∧ ┌───────i／ヽ_ ./
.ﾏ:::::::∨.／＼／====∧.二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ｰ-─ ／
. ﾏ:::::::∨＝＝ヽ:::::::::::| |＼／＼／＼／＼／|三| /
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ソ´⌒￣￣￣へ──'ﾆt‐‐ .／＼／＼／|三| .|
/ 〃 l￣ヽ ヽ／＼／＼￣ﾘ .|
| ゝ .| | ） ／＼／＼| |
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ほんのサービスというつもりもないが、ポケットからパッケージを取り出して彼女にこっそり示す。
二本目を抜き出し、火を点ける前に片付けてしまったが、彼女の隠れた両目はその影を追っていた。
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37
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:51:42 ID:38a3ad2f
i|: : :|: : : : |: : : | 八: |
＼ |: : : : |: : : | 、 ,、 ／: : :｜
｀⌒ヽ |: : : | ＞ _ _ イ: :ｉ| : : ;
-=ﾆ⌒ヾ!:...､ 「＿__ﾄ､从／
/ ｀丶､:.:＼ ﾄ､:.ー―┬ 、 メンソールっスか？ それ
'⌒ 、 ｀弌:.:.:ー‐ﾍ:.:.:.:.∨∧
} ＼ , ＼￣＞‐--'⌒寸_
i{ ヽ / , ` ー―――←ﾍ ‐ _
} ∨ | ＼_〉 ｀ 、
i{ i| | i ﾏ 、 ヽ
∧ ､i| | | } ＼ i
| ∧ | ｜ | ﾄ､ | ｜
| /∧ i| ｜ | iヽ＼ | |
∨/∧ ｜ , ! | ＼i |
,} /∧ | ′ ; ｜ ,|
{ /∧ :| ', ′ | /|
:} | ′ ; | / |
{ |, ′ | , |
:} |ﾊ ; i| ,′ |
{ ＼ ; ∧ | i| ｜
:} ヽ i/ ＼ | |
:| ／ ヽ i| |
_, -‐
_, -‐ ￣ ‐=ﾆ=-
／￣￣￣＼ _, -‐ ￣‐=ﾆ二ﾆ=- _, -‐ ￣
/ ヽ ,～'_, -‐ ￣`ｰ-----― '
/ 丶 _,～'_ｯ'-
| _ノ （ ●） .厂
i （ ●） ! .⊃ いいや。 メンソールは吸わない
| ヽi /〉
／∧ ,.<))／´二//⊃
／ : | ヽ / ／ '‐､二ﾆ⊃`
, -‐'´: : : : :l 丶ｌ ´ヽ〉: : : : ＼
／: : : : : : : : :| ／_/ __人〉｜: : : : :|
｢ヾ: : : : : : : : : :l_／:_/ヽ. /´ | : : : : :|
〈＼ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ｰ'〉 |＿| ｜: : : : :|
!: : :ミヽ: : :／ `ｙ′.: ',ゝ､_/ l: : : : : :|
! ⌒ヽ: : : :.ヾ／: :／/: : : :| l: : : : : :|
38
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:51:59 ID:38a3ad2f
気が合うっスね
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'/:::::::::::::::::::::::ｌ ﾉ:::::::::::::::::::..、 _
'/::::::::::::::::::::ｌ ＿/ﾆ乂::::::::::::::::::/ﾆヽ_
'/::::::::::::::::::ｌ―――――― ー―{二二二=-＿｛ニんニ=-＿
. _'/::::::::::::::::ｌ―――――――――‐こ二二二二二二=- ＿ニニ)Y
. ―'/::::::::::::::::|――――――――――￣ ‐==‐⌒"''‐=ニニニニニﾉ
―ﾉ::::::::::::::::::|――――――――――――――――‐ ｀¨¨¨¨¨¨´
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. ―Λ::::::::｀¨¨::::.――――――――――――
. ―‐{/ﾊ:::::::::::::::::::::.―――――――――――
――{二}:::::::::__-==-_、――――――――
. ――‐{/八::rくニニニΛ――――――‐
. ―――∨ﾆΛニニニニΛ―――――
. ー―――ヽ/ Λ､ィﾆニニミ￣￣
. ―――――∨二ニニニニΛ￣
――――∨二ニニニニΛ
――乂ニ＼ニニニΛ
――＼ﾆﾆ＞--=彡}
―`'＜ニニﾆノ
￣
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. : : : : : : : : : : : : : : : . .、
／: : : ／: : : : : : : : : : : : : `､
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∥: : : : : : : :|: : : : : : : : :/∧: : : : : : :,
i|:.ｉ : : : |: : : |: : : : :/ : : : : : |: :i|: : : : |i
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il八: : : |: : : |: : :/ : : : : : : : |: :i|: : : : |i ――1本、分けていただけませんか？
i|: :|＼: |: : : |: :∧: : : : :i:|: : |: :i|: : : : |i
i|: :|: 个Ｎ: : |;/ ＼: : 从 : |: :i|: : : : |i
i|: :|:.八 ヾj ､ ｀＾xxxV : i|: : : : ﾘ
. 八.:|∨_;>､ 、 _ . ｲ: : ﾘ : ;／
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i{ .八:.:.:.:.:. / ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
ﾊ 〉:.:.:.:i|＿ ,／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／^;
i| Ｖ /∧:.:.:|:.:.:.ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ⌒
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39
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:52:14 ID:38a3ad2f
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急に丁寧になった口調で、彼女が言う。
それは囁くような低い声で、彼女の背格好には似合わない表現だが、妖艶ですらあった。
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／ ヽ
/ ヽ
':::::::::::::: ヽ
l::::::::::::::::: ヽ
. l::::::::::::::::::: l ……いいけど、不味いぞ
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l:::::::::::::::::::::::::: !
l:::::::::::::::::::::::::::: ﾉ
l:::::::::::::::::::::::::::::: /. _ノ
!:::::::::::::::::::::::::::::: / ＿ ) (_
,'::::::::::::::::::::::::::::::. /.ヽ （⊂ﾆﾆ⊃)
￣ ｀ー -:::::::::::::::::::. / ＼;;;), ｀二⊃ﾉ
｀ ､ / ＼＼ （(､￣
:.:.:.:.:.:... ､ ／. ＼,;;)ｰ'ノ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´
ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ
｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
. :.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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40
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:52:31 ID:38a3ad2f
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∥ : : : : : : : : : : : |: : : : : : ， : : :，
.: : |: : : |: : : |: : : :i|: : : : : : :| : : i: :
i|: : |: : : |: :＼ : : :.j|: : :_ノ : :| : : |: |i 大丈夫っス。
i|: : |: : : |: : : | : : :从 : : : :ｉ| | : : |: |i
i|: 八 : : |: : : : : / 丶､:从| : : |: |i 知り合いもおまわりさんも来ないっスよ
i|: : : : ､ ‘，: :};/ ' xxx| : : |: |i
.八: : : :i|＼:{Ｗ 、 ___ノ ,.:| : : |: ﾘ
∧: : :i|:::::::}is .._ _.. イ:::::| : :ﾉ '′
‘，: ∨=―:.} ￣ {:.―=:|／
.>､{:.:.:.:.:.:{ }:.:.:.:.:.:.>、 ＼ -､
/ ＼:.:.:.:∨⌒∨:.:.:.:／ :, （__丿
./ 〉 (｀丶 ＼／;. ィ＾) 〈. ′
i{ / ＼__＼／__／ ‘， }!
i{ .′ [＿_] ', }!
i{ ｉ. ／ ∧ ＼ ｉ }!
i{ | / / ∧ ‘， | }!
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何故か得意げにそういう彼女は、『不味い』という言葉を、どうやら別の意味で取ったようだ。
言われてみれば、常識的にはそちらを気にすべきだった。 何せ、彼女は制服姿なのだから。
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41
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:52:57 ID:38a3ad2f
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／ 「 ＼
| ＼
. | （ ●）（●） ……そうじゃなくて、この煙草がなんだけどね
| | j
. | ___´__ﾉ
. ヽ ノ
＞ く ＿＿__
/ Y / ⊂)
│ ´￣ノ￣
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. : : : : : : : : : : : : : : : .､
／: : : : : : : : : : : ＼: : : : : :＼
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./: : : : : : : : : |: : /∧: : : :∨/: : : :‘，
.∥: : : : :|: : : : :|: : : /∧: : : :∨/: : : : ',
i|: :|: : : :|: : : : :|: : : : :/ﾊ: : : : ',: : : : : :′
i|: :|: : : :|: : : : :|: : : : : : :|: : : : |: : : |: : | それならもっと大丈夫っスよ
i|: :|: : : :|: : : : :|＼: : ::ｉ| |: : : : |: : : |: : |
i|: :|: : : :|＼: : :| ヽ､从|: : : : |: : : |: : |
ｉﾄ､|＼: :| ヽj i|: : : : |: : : |: : | どうせ、煙草なんて全部不味いんですから
|: : : :圦 _ ' ,|: : : : |: : : |: : |
|: :|: : : 个: . . ._____／ |: : : : |: : : |／
|: :|: : : :i|: : : : :_ノ| .|: : ／Ｌ;／
. ヽ|: : : :i|jI -=7__ |／:.:.:.:.:.:`ｰ 、
V「:.:.:.:.:.:./:.:.:.＼／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／⌒
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j／|i ､:./:.:.／:.:.:.: -=彡／ |
´ 、 ア¨¨￣ ,／} 八
／ ／⌒>―――=≦ ﾉ , /|
, ／ 丁 寸 ﾊ ／ / .|
i{ ／ /| ‘， { ｀¨´ ／ |
, / ./ ｉ| ', { ／ ﾉ
′ | i| .| | { ／ ／{
}! .| i| i| | { ／ {
|ﾊ ＼ ∧ 〉 ／-= .／{ ／ {
| ∧ ヽ/ } |／ ＼ ∨ ／ {
| ', .| |/∧ ヽ { {
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その瞬間の口元だけの彼女の表情は、何処か悲しげで皮肉的に見えた。
そして俺は、その意見に手放しで同意する代わりに、彼女に『しんせい』をパッケージごと渡す。
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名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:53:15 ID:38a3ad2f
. : :´ ￣￣ ｀ヽ、
. ／/: /: : : : : : : : : :＼
/ :/ : : : : : |: : : : : : ‘,: :
. : : : : ｉ : : : :ｉ| : : : : |: : |: i ありがとうございます。
i|: :| : :| -‐ :从 : : ｉ|:|: : |: |
rヽ i|: :| : :| : : / ＼从|: : |: |
.i ! 八.:| : :| : / ' |: : |: | あ、それと火も貸してもらえるっスか？
r;r‐r/ | ':| : :|∨_ ﾏ__,) _..ｨ|: : |:ﾉ
〈_L (｀ヽ .i , ＼:|￣:.| ___ |:.￣|／､
{｀ （ ｀`/ / ＼:.:∨//:.:／ ‘，
ヽ { .′ 〉 〈＼∨／〉 〈 :
|,. l i ./ ＼[_]／ ∨ !
／￣￣ ＼
-｀ ⌒ ヽ､_ ヽ
´ ●） (● ） | ん……あぁ、そうか
l / ｜
lヽ ｜
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| ｨﾊ､_
≧ｭ─ｰ ´ ／.......ヽ
／/Y:::ﾊ､￣／...:::::::::::...＞、
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ｉ :::Λ::::', ::i:::::/ .::／::::::::::::::V..::::::::::::::::::::ｲ',
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煙草を入れていたのと同じポケットをまさぐって、クリアブルーの使い捨てライターを取り出す。
――ジェットライターやZIPPOは、俺の性分には合わない。
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名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:53:38 ID:38a3ad2f
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: : ＼ :. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＼:::. ＼ .' 彼女の口元の安煙草に火が灯る。
:. ＼:::. ＼ ,
:.:. ＼,:'´＼ : 投げやりで手慣れた所作は、やはり年不相応だ。
:.: ＼ ＼ ;’ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
:.: ＼ ＼ ':､ 》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《》《
＼ ＼ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＼ ＼ `:.
＼ ＼ _;:'
＼,:';`';、
`'､;';`:
`'’
: : : : : : : : : : : : : : :
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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:53:52 ID:38a3ad2f
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i|: : |: : : |: -‐|‐: : :i|: : ―-: :| : : |: |i
i|: : |: : : |: : : | : : :从 : : : :ｉ| | : : |: |i
i|: 八 : : |: : : : : / 丶､:从| : : |: |i ありがとうございました
i|: : : : ､ ‘，: :};/ ' | : : |: |i
.八: : : :i|＼:{Ｗ 、 __ノ ,.:| : : |: ﾘ
∧: : :i|:::::::}is .._ _.. イ:::::| : :ﾉ '′
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/ l ――それ、やるよ
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ｌ ミ＝-‐ .′
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／ /／ ）ﾆ=''´ ./ .|
ﾂ二二二／ .／＿_ .／ |
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『しんせい』とライターを返そうとする彼女の手に、俺はそう返した。
単なる思い付きというか、つい口を出てしまっただけだけれど、存外いい考えかもしれない。
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45
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:54:11 ID:38a3ad2f
／￣￣＼ ヘ
／ 「 へ ））
| （ ●）（●）(( どうせ残り少ないしな。
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| / ／ '‐､ﾆ⊃ それに、自分じゃ買えないからこんなことしてるんだろ？
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八 : : : : : |: : : : : |: :,／ |: :/ _ ,.: i : : : : ∥
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_....:.:.:.:.:.:.:.:＼` ト弌､:=- _ |／
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{ ‘， ./ i ∧ |
人 ', ′ ｜ ∧ .|
46
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:54:26 ID:38a3ad2f
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､ :i|/∨ , ; : : / : : : : : 八 お兄さん、さてはいい人っスね？
ヽ|: 圦 - ,/: : /: : --=ミ
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名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:54:38 ID:38a3ad2f
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. l ｀ ー‐ | 女子高生に煙草渡す奴の、どこが
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そう。改める必要もなく、俺のしていることはれっきとした『悪い事』だろう。
俺は単に、嫌な気分を後回しにするために、つまりは自己満足で悪行を働いている。
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48
名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:54:53 ID:38a3ad2f
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i|: : |: : : |: : : | : : :从 : : : :ｉ| | : : |: |i
i|: 八 : : |: : : : : / 丶､:从| : : |: |i そういうところ、っスかね
i|: : : : ､ ‘，: :};/ ' | : : |: |i
.八: : : :i|＼:{Ｗ 、 __ノ ,.:| : : |: ﾘ
∧: : :i|:::::::}is .._ _.. イ:::::| : :ﾉ '′
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./ 〉 (｀丶 ＼／;. ィ＾) 〈. ′
i{ / ＼__＼／__／ ‘， }!
i{ .′ [＿_] ', }!
i{ ｉ. ／ ∧ ＼ ｉ }!
i{ | / / ∧ ‘， | }!
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| '弋>㍉、 / 誘拐犯に声を掛けられないことを祈るよ
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| {
| { ､ ヽ
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{￣￣ ｀ヾー―..... _＼ , ┘
__ノ三三三三三二ニニ─ヽ、 |
/ニ三三三三三三三二ニ=─｀ーく､__＿＿＿＿＿＿__
／三三二ニ＝─＝ニ二三三三三三三三三三三三三三三≧､
,,イ三ニ＝─＝ニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヽ
/三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾍ
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自分に甘かったり優しければ良い人、だなんて今時小学生にすら間違いだとわかる。
彼女は大人びた子供のようでいて、やはり子供らしい子供なのだろう――そういうことにした。
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名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:55:12 ID:38a3ad2f
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名前：◆Fi4qZzWcBo[sage] 投稿日：2018/02/14(Wed) 20:55:29 ID:38a3ad2f
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ｉ 、 i|: 八: : : |: : / ヽ;从j/: : : |iｲ: ∧:‘, : : ﾄ: : :
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八: : : |∨ : : : : ＞ｒ＜ /: : :/: :/L: :斗-ア⌒ヽ
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互いに吐いた煙が見えなくなってから、彼女は口を開いた。
その目は、雨のカーテンの更に向こう側を見つめているようだった。
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