第五回やる夫リレー企画準備室
833
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2016/08/16(Tue) 00:44:44 ID:fa6e3ed7
お待たせしました。エピローグのあらすじが完成いたしました。
>>831の続きになります。
つきましては、自分のあらすじ投下も、これにて終了とさせて頂きたいと思います。
また、連日のあらすじ投下に対して、乙や感想をくださった方々には
この場を借りてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
自分の拙い文章が、皆さんの今回のリレーにおける概要把握の一助となれば幸いであります。
834
名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2016/08/16(Tue) 00:46:04 ID:fa6e3ed7
◆これまでのあらすじ(エピローグ)
・最後の戦い
水銀燈たちと竜王が激突せんとする、その刹那。
突如、神造要塞『天蓋星 ダイソン・スフィア』の鉄の体が崩壊を始めた。
瀕死のニャル子は語る。神造要塞は、「金のスカラベ像」が持つ“再生”の力で形を保っていたと。
その力を取り込んだ自分が倒れたのだから、神造要塞が崩れるのもまた必定だと。
キャロルにも、ましてやネウロにも、神造要塞を止めるだけの力は残っていなかった。
だがメタナイトたちの提案により、その場の全員を「戦艦大和」へ転移させることに成功する。
「戦艦大和」の司令室にて、事件に関わった者たちの点呼をとるメタナイト。
しかし、朝霧アサギ、水銀燈、そして《九頭竜》たちの姿がそこには無かった。
自由落下の最中にある『天蓋星 ダイソン・スフィア』。
水銀燈は“家族”である《九頭竜》たちを守るため、そこに残ったのだった。
それでも、あくまでも“竜”だけの力で神造要塞を止めようとする竜王。
しかしそれは、自身の命を引き換えにした、リターンの無い賭けだった。
だが竜王の前にアサギが立ち塞がる。
彼女は語る。かつて自分が訪れた世界には、“人”と“竜”が共存している世界もあったと。
その話を聞き、竜王の化石のように頑迷固陋な意志にも、わずかばかりの変化が生じた。
人間も神々も信用できないが、分かり合おうとしないのでは始まらないと。
三人の意見が一致したところに、今回の事件のトリックスター八雲紫が現れる。
彼女は『宝物庫』跡で語った。“ダイソン・スフィアが落ちたということを無かったこと”に出来ると。
それは祭壇のイレギュラーな性質“逆再生”を利用したものだった。
また、ニャル子とtanasinnを連れて来たルシフェルにより、すべてのカギが揃う。
竜王の莫大なエネルギー。力を取り戻したアサギの「ディケイドドライバー」と
tanasinnによる合わせ技。ニャル子の体内に一欠片だけ残っていた「金のスカラベ像」。
八雲紫による“逆再生”の操作。そして水銀燈の“願い”により、祭壇は輝きを放った。
「戦艦大和」の司令室。一行は、海に轟沈せんとする『天蓋星 ダイソン・スフィア』を目撃。
しかし神造要塞が落ちるその瞬間、彼らは暁の水平線に煌めく光を目にした。
直後、「戦艦大和」が接岸していた小島に地響きがとどろく。
もとの『小島の神殿』があった場所に現れたのは、不時着した『天蓋星 ダイソン・スフィア』。
そして“逆再生”により元の位置へと戻った神造要塞からは、
水銀燈たちが誰一人欠けることなく現れたのだった。
・大団円、そして
冒険譚の登場人物たちは、「戦艦大和」にて一同に介した。
その中で新たに明かされる大小の真実。
それらは世界という大きな枠組みで見れば取るに足りない些事であっても、地に足をつけ、
前に進み続けた彼ら彼女らにとっては、ただ一つだけの無窮に瞬く星々であった。
《時空管理課》の海馬たちは、大天使ニャル子らを引き連れ、満足気に未来へ戻った。
『九頭竜島』の島民と《九頭竜》たちは、協力して『九頭竜島』の復興にあたることだろう。
その他に集った者たちも、自分の目的を果たし、あるいは未だ目的を追い続けた。
一方、『天界』のキャロルと八雲紫は、事態の収束に安堵する。
また八雲紫は、自身のヤクルトに隠した効果について語った。
それは“ミルキーウェイ”―――銀河にねがいを捧げる者たちへの、ささやかな祝福だと。
また『霊道』では、過去のアサギによって乱された魂たちの後処理に追われる、
イザナミとバキシムトマトたちを手助けするため、ルシフェルがふらりと現れる。
さらにまた『天界』某所の事務所では、ネウロの手に縄をかけるため、キャロルが奔走していた。
そして「戦艦大和」は、今日も銀河の海を渡る。
アサギとtanasinnをも一行に加えた《シルバー海賊団》は、次はどこへ向かうのだろうか。
それは船長である水銀燈でさえ、知るよしもないことだろう。
【第五回】銀ちゃんの大冒険~海と山とスカラベ~【やる夫リレー企画】 あらすじ ~終~